海外ETFとインデックスファンドを比較する記事
日経さんに良記事がありましたので、ご紹介です。9/7 家計面。
海外ETFとインデックスファンドを比較してみようという記事です。
本記事を取り上げていらっしゃる皆さんのエントリーです。
最新刊も好調な竹川美奈子さんが、同記事で、いくつかコメントされていますね。
- 海外ETFの場合、売買手数料を考慮して「30万円以上の単位で買った方がよい」
- 「VTを軸にしつつ、中国株や小型株などのETFを味付けに加えて投資する手もある」
- 入口は、インデックス投信で十分。運用資金が増え、投資知識を身につけてからETFを活用すればいい」
などのご助言が紹介されています。
さて、記事の比較表を超要約してみます。
- 購入にかかるコストは、インデックスファンドが有利
- 保有コストは、海外ETFが有利
- 海外ETFはリアルタイム売買だが、インデックスファンドは1日1回
- インデックスファンドは分配金の自動再投資ができるのが多いが、海外ETFはできない
- ネット証券では海外ETFを特定口座に入れられなかったりするが、インデックスファンドは○。
以上のようになってます。
さて、注目したいのは、分配金の再投資です。
分配金なしで自動再投資されると節税の効果があります。
たとえば、配当税率が10%の場合、分配に対する税金分が
- 分配金の率が年1%の場合、年0.1%分
- 分配金の率が年2%の場合、年0.2%分
の保有コストに相当してしまうわけです。
民主党政権になりましたので、配当税率が20%になってしまうかもしれません。すると・・・
- 分配金の率が年1%の場合、年0.2%分
- 分配金の率が年2%の場合、年0.4%分
の保有コストに相当してしまうわけです。
インデックスファンドの中には、分配金が実質ゼロで自動再投資するものがあり、この場合、配当課税分、払わなくて済みます。
余談ですが、新政権が、本当に配当金税率を20%にしたら、グロソブ等の毎月分配型投信は大打撃を食らうかもしれませんね。
それでは!
コメント
嫌なコメントだと思いますが^^;;
インデックスが下落時になった場合は、配当を受け取った方がよいと思われますが?
分配派を擁護するわけではないですが、税率が上がれば安全資産に逃げ込むのではないでしょうか・・
投稿: 預金王 | 2009年9月 8日 (火) 12時39分
預金王さんのコメント,一理ありますね。
課税の面だけ見れば,ですけど。
下落時に配当金を受け取っても,
再投資できなければ意味ありません。
自動再投資サービスのないETFは
この点において
インデックスファンと劣るということでしょうね。
国内ETFの購入単価は下がりましたが…
分配派の安全資産逃避もなるほど。
しかし,逃げ込めば「トク」ということを
知っていらっしゃる人は
どれだけいらっしゃるのでしょうか?
それに面倒ですし…。
ブログ主さんでもないのに,
感想述べてしまってゴメンなさい。
勉強になりますね。
投稿: stern18 | 2009年9月 8日 (火) 14時35分
stern18様
正統なコメントありがとうございます(笑)
一つ皆様と論点が異なるところを発見しました。
それは再投資の点です・・
安全資産の再投資は複利のメリットを生みますが、リスク資産の場合は単なる期待という事です!
これ以上は止めておきます^^
私もETFが上昇することを願っています・・
投稿: 預金王 | 2009年9月 8日 (火) 15時38分
皆さまコメントありがとうございます。
私は、分配のないインデックスファンド派です。
投稿: NightWalker | 2009年9月 9日 (水) 00時38分