レバレッジ規制
日経新聞、8/23 朝刊 特集に FRB元議長 アリス・リブリンさんのコメントが載っていました。
アリス・リブリンさんは、96~99年、FRBの副議長だった方です。
- ポールソン前財務長官やバーナンキ議長に対して⇒(与えられた政策手段の中で)いい仕事をした。
- FRBに権限を集中するのは反対。一元的な規制当局を作るにしても独立した存在であるべき
- レバレッジ(外部負債)規制は、必要。
というご意見です。
「金融システムを横断的にレバレッジを高めたり低めたりする権限はFRBにとって望ましい追加的政策手段になる。広範な資産バブルを防ぐためにも良いアイデアだ」
とのこと。
実際の手法等は、よくわからないのですが、レバレッジのコントロールが、金利のそれと同様な意味合いを持つのであれば、きっちりやってほしいですよね。
実は、今回の金融危機で、不思議に思っていることが、あります。
100年に一度という割には、為替システムを大きく変えるとか、レバレッジ規制をすることに決まりましたとか、制度上の大きな話が、あまり聞こえてきていないような?
確かに公的資金をどんどんつぎ込むというようなことはしていますね。
息も絶え絶えのところへ規制をしたら、さらにえらいことになるという深謀遠慮なのかもしれません。
現在のFRB議長からは、意図もあってか、明るいコメントが増えているようです。
早く、経済が完全復調するといいですね!
コメント