« 国の借金 | トップページ | いい加減な運用でも案外大丈夫な理由 »

2009年8月17日 (月)

長期投資のスタンスについて整理してみる

 当ブログは(すなわち私も)、長期投資がどうあるべきか、ということをずいぶん長い間、テーマにしてまいりました。

 この間、 ブログをお読みの皆さまや、ブロガーの皆さん、そして、数々の素晴らしい書籍のおかげで、私自身の考え方にも変化があり、今に至るわけですが、ここらで、整理してみたいと思います。

 ポイントをまとめると、

  1. 老後資産の運用は、リスクを十分に低減する。
  2. リスク低減の手法の基本は株式と債券の分散である。
  3. 世界分散とリバランスも重要なリスク低減の方法である。
  4. 債券については、国内を中心にすべき。
  5. できうる限りコスト(税金と証券会社への手数料)を払わない。
  6. ご紹介と称して勧誘の電話をかけてくる金融機関にはお金を預けない。

 となります。

 最も重要なのが、5番目と6番目なのかもしれませんね。

 ちょっと、補足事項を書き連ねてみますと・・・・

  • 長期投資のリスク(ボラティリティによる損失や経済成長の偏差)は大きい。長期投資だから、のんびり投資で大丈夫という保証は、一切ない。
  • しかし、老後の資産形成をするには、長期投資をせざるを得ないので、リスクをコントロールした運用は必然である。
  • ドルコストは、「サラリーマンの蓄財とはそういうものである」と心得る。
  • 日本と世界の割合は、時価総額型分散 (橘玲さん)、日本と世界=4:6 (山崎元さん)という二つの考え方があるが一長一短と思われる。
  • 外貨投資である外国株の中にすでに為替ファクターは含まれている。

 以上は、あくまで、私が考えていること、私個人の投資スタンスに対する整理であります。実際のご投資は、ご自身の責任とご判断でお願いいたします。

|
follow us in feedly このエントリーをはてなブックマークに追加
にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ

« 国の借金 | トップページ | いい加減な運用でも案外大丈夫な理由 »

コメント

いつも更新楽しみにさせて頂いています

さて、おまとめのポイントの4に、
“債券については、国内を中心にすべき”
とありますが、外債(先進国・新興国)
は長期投資に向かないのでしょうか
もしよろしければ
具体的な意図なり、参考書籍なりを
教えていただけないでしょうか?

以上、よろしくお願いします

投稿: mack | 2009年8月17日 (月) 22時09分

mackさんの質問に関連して質問です:
「外貨投資である外国株の中にすでに為替ファクターは含まれている」こともあって外債に投資しないというスタンスだと思いますが,その状態で国内債券に投資した場合,逆に為替に関しては日本円だけの重点買いで国際分散できないため,リスクが増すということになりませんか?

投稿: ちょっとQ | 2009年8月17日 (月) 23時42分

まあ、今は国内、国外問わずこんだけ金利が低い(債券高)なら債券売って株買いでしょうね。某Y氏の脳天気な債券(外債)不要論も影響しているのかな(笑)。ところで、

>2.リスク低減の手法の基本は株式と債券の分散である。

ここ1年間だけならどう分散しても効果無し。正規分布を逸脱して-3σ~-3.5σ。ところが視点を換えて、アメリカ人が米ドル建て資産のみで、S&P500と米ドル建て債券(例として、20年超ゼロクーポン債のETF、EDV)に50:50で分散投資していたら(↓)、
http://finance.yahoo.com/q/bc?t=1y&s=EDV&l=on&z=m&q=l&c=&c=%5EGSPC
株の谷と債券の山の位置が少しズレてはいるが、ほぼ相殺されて損益±0だったことに。債券を利付債→割引債と応用、修正しているが所謂、古典的な

カウチポテト・ポートフォリオ!

サブプライム暴落の震源地、アメリカでこんな単純な分散であの暴落でも±0だった!?ということ自体、驚きの発見でした。

投稿: Werder Bremen | 2009年8月18日 (火) 00時48分

皆さまコメントありがとうございます。

>mack様、ちょっとQ様
 「外債に投資しない」ではなく、「国内を中心にすべき」
 です。
 理由は、
1)ちょっとQさんがご指摘の外貨比率のコントロール
2)Werder Bremenさんがご指摘のように米国だったら±0だったというような視点です。

 いずれにせよ、これは、私が思っているお話ですので、ご参考ということでお願いいたします。
 

投稿: NightWalker | 2009年8月18日 (火) 05時56分

>Werder Bremen様
>アメリカでこんな単純な分散
 日本の場合、金利が低すぎるということが、問題としてありますね。

投稿: NightWalker | 2009年8月18日 (火) 06時16分

>日本の場合・・・
勿論、日本じゃ、使えない話。米国から、日本から、欧州から、新興国から、見る立場を変えると

風景が変わる

と言うことを話したかっただけ。カウチ(椅子)に座って、ポテト(チップス)をかじりながら、テレビを見ているだけ=何も考えたくない、怠け者の、単純なポートフォリオがこの大暴落で機能していたことが意外でしたね。ところで、ここだけの話。先週、アウシュビッツの囚人(辞めた会社の後輩)と飯喰いながら”塀の外”の話をした。まだ小生も収容所の囚人だったころ、401Kが導入され、住信のオバちゃん行員が来て、投資運用の説明会があったが・・・。当然、特別法人税の話も無かった。その囚人が気付いているかな、と思いその話をしたら、「そんな危険な税金あるんですか!」だと。序に、分散投資、相関係数、リターン、リスク、正規分布VSベキ分布、効率的フロンティア曲線・・・のウンチクを図や表を使って説明してやったら、住信のオバちゃん、「長期でね~、分散だよ~、じゃね~、グッド・ラック!」としか説明なかったから、何のことだかサッパリ判らんかったけど、

塀の外にいる”脱獄囚”から、話を聞いて良かった!

とエラク、感動していましたわ(爆)。塀の内側の囚人と塀の外側にいる脱獄囚、見る立場が変わると見えてくる風景も違うものなのか・・・(汗)。

投稿: Werder Bremen | 2009年8月18日 (火) 13時08分

今週号の週間ダイヤモンド(雑誌版)のはおもしろいですよ^^
長期金利だと0どころか大儲けでしたね(笑)

日本国債だけの人は完全にプラスのようです・・

投稿: 預金王 | 2009年8月18日 (火) 13時17分

皆さまコメントありがとうございます。
>Werder Bremen様
>塀の外にいる
 401kの件、わが社は採用していないのですが、採用された暁には、ドラマがありそうな気がします。

>預金王 様
 今週号の週刊ダイヤモンド、今日、本屋さんに行ったら、売り切れでした(T.T)
 

投稿: NightWalker | 2009年8月18日 (火) 23時39分

http://diamond.jp/series/yamazaki_econo/10091

出ましたね^^

>50年間の積み立て投資で配当分しか儲かっていなかった

暴落しても、平均して配当分は儲かるみたいです。

>収益の「期待値」は投資期間とともに拡大する。ここで、期待収益とリスクの功罪が相半ばするとしても、売買に伴う一時的なコストは、投資期間が長期化することによって年率では縮小する。

売買手数料の分だけ有利のようですね・・

投稿: 預金王 | 2009年8月24日 (月) 12時37分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/93049/45895235

この記事へのトラックバック一覧です: 長期投資のスタンスについて整理してみる:

« 国の借金 | トップページ | いい加減な運用でも案外大丈夫な理由 »

 

オススメの本


北村 慶:
貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント


バートン・マルキール:
ウォール街のランダム・ウォーカー 原著第11版


チャールズ・ エリス:
敗者のゲーム〈原著第6版〉


ジェレミー・シーゲル:
株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす








オススメの証券会社


SBI証券

楽天証券

マネックス証券


セゾン投信



私のメイン証券です。豊富な品揃え。ローコスト投信もたくさんあります。投信マイレージも魅力的♪
旧DLJディレクトSFG証券の頃から使ってます。海外ETFも超ローコストDC専用ファンドの一般売りも楽天証券さんが始まりでした。確定拠出年金も魅力的。使いやすいサイトも特徴です。

私が最初に開設したネット証券がこちら。かれこれ17年のお付き合いとなります。その頃買ったバンガード・ウェルズリーインカムファンドは長期保有中♪
投資信託|セゾン投信
ローコスト直販投信の雄。世界のバンガードファンドで世界分散投資ができます。セゾンさんのチャレンジがあったからこそ今のローコスト インデックス時代がありました。NISA対応♪



 
Copyright © 2005 - 2017 NightWalker's Investment Blog All Rights Reserved.