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2009年7月 3日 (金)

公的年金の期待収益率

 年金積立金管理運用独立行政法人 さんから、平成20年度の運用の概況が報告されました。

 こちらによりますと・・・

  • 市場運用分が、-10.03%
  • 9億6,670億円の単年度マイナス(H13年からの累計では6、755億円プラス)

   です。

   このとてつもない荒波の中の-10.03%は、立派だったと思います。

 さて、ここであらためて、年金運用の前提となるモダンポートフォリオ理論上の基本数値を見てみます。(こちらの シート65)

相関係数 国内
債券
国内
株式
外国
債券
外国
株式
短期
資産
国内債券 1 - - - -
国内株式 0.22 1 - - -
外国債券 -0.05 -0.29 1 - -
外国株式 -0.01 0.25 0.55 1 -
短期資産 0.39 0.05 -0.03 -0.07 1

期待
収益率

3.00% 4.80% 3.50% 5.00% 2.00%
リスク 5.42% 22.27% 14.05% 20.45% 3.63%

  問題は期待収益率です。

 いくら過去の結果からといっても、国内債券、短期資産の期待リターンには、違和感を覚えてしまう人も多いと思います。

 で、私なりに期待リターンをいじって、ちょっと計算してみました。目標比率は、こちら

資産
クラス

目標
比率

期待収益率
年金の
前提
私の
仮定1
私の
仮定2
国内
債券
67% 3.00% 2.00% 1.00%
国内
株式
11% 4.85% 6.00% 6.00%
外国
債券
8% 3.50% 4.00% 4.00%
外国
株式
9% 5.00% 7.00% 7.00%
短期
資産
5% 2.00% 1.00% 1.00%
加重平均 3.37% 3.00% 2.33%

  どうなんでしょうね~。

 モダンポートフォリオ理論を使った運用の最大の問題は、未来の相関関係とリターンはだれにもわからない、ということであります。

 思っているほど、期待リターンが高くはならないとすると、将来、厄介なことになりますが、逆も考えられる、ということですね。

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