「年金は大幅に減る」 女性の過半数予測、根強い不信
NIKKEINETさんです。
フィデリティ投信が女性を対象に将来の年金支給額見通しを聞いたところ、「大幅に減る」との回答が51%と過半数に達したことが分かった。公的年金制度は「100年安心」を掲げるが、経済情勢の悪化などで国民の不信感が強まっていることを裏付けた。
「だから、投信を今のうちに買いましょう」っていう証券会社さんのポジショントークも含まれているわけですので、多少、割り引いて考えなければいけません。
としても、この将来に対する不安感が、日本人の行動にリスク回避的な影響を少なからず与えているのではないか?というお考えの方も多いのではないでしょうか。私もそう思います。
その不安感が、逆にリスクを取らない方向に作用している、早い話将来が心配なので、株は買わないというような結果になっているような気もします(^^;)。
そんなわけで、将来に不安があっても、証券会社さんの思うように消費者が動いてくれるとは限りませんねー。
そういえば、ようやく、定額給付金の申請書が我が家にも来ました。 遅いですよねー。あんまり遅いと景気が回復しちゃうじゃないかっ(おいおい^^;)。
それにしても、これまた、未来への借金を増やすことになるんですかねー。
<余談コーナー>
実は、私は、年金制度は崩壊しないと考えています。極論ですけど、いざとなれば、年金を日銀が買えばいいんですから。(これを崩壊というなら崩壊ですが)
問題は、そうなると、インフレになってしまいそうなことです。冒頭のお話で言えば、絶対的な支給額は減らなくても、インフレになった場合に実質支給額が減るという意味ではそうなのかもしれません。(今は連動させようとしているみたいですけど、この制度の持続性については確かに不安があります。)
手っ取り早く商品を買えばいいのではないか?というご意見もあります。また、他資産との相関関係の小ささから、分散に適しているという見方もあります。
- 商品の価格は短期的変動が大きい。
- 商品は、多岐にわたっており、現在ある商品インデックスが果たして正しいのかがよくわからない。かといって、あれこれ売ったり買ったりできない。
といった理由で、私自身は手を出していないのですが、ここは、いろいろお考えがあってよろしいのではないかと思います。
コメント
>>「だから、投信を今のうちに買いましょう」っていう証券会社さんのポジショントークも含まれている
o(*^▽^*)o
インフレという脅しは多いですね^^;;
なのにTIPS(日本ではないようですが・・)を全力買いする人もいないようですし、長期金利も2%にも届きません。。
ETFをそこそこ買って、年金には税金で補填してもらうという感じでしょうか?
投稿: 預金王 | 2009年5月10日 (日) 05時44分
預金王 様
コメントありがとうございます。
公的な年金は、必ず、無理やりにでも、国が支えてくれると思います。
むしろ、まずいのは企業年金だと思っています。
企業年金は廃止し、確定拠出年金に移行するべきだと私は、考えています。(現実論としては、相当困難とは思いますが^^;)
投稿: NightWalker | 2009年5月10日 (日) 21時10分