私が景気回復を確信した理由
景気が良くなる話も読まないといけません。宋文洲さんです。
景気が回復するから価格が上昇するのではなく、価格が極端に安くなるから景気が回復するのです。
好きです、こういう考え方。(個人的見解です)
「不況は10年続く」という評論家もいますが、そんな人に限って2年前は「サブプライムローンは米国の問題で日本とは関係がない」と言っていました。
好きだなー、こういう考え方(個人的見解です^^;)。
最近、株価が若干持ち直してきていますが、たしかにエコノミストの皆さんからは「油断大敵」的な発言が目立つ今日この頃ですが、私としては、前向きに未来を見ております。
成長しない経済を望む人は、いるかもしれませんが、そんなには、いないはずだからです。
というわけで、今日も今日とて、ドルコストで世界分散型の長期投資を推進中なのであります(個人的見解です)。
そういえば、VIX指数も、いまだ高水準とは言え、沈静化しつつありますね。
<余談>
円高になって、内需に期待なのですが、
内需 ≒ 人口 × 一人当たりの消費額
なのですから、人口減社会の我が国において、今後、内需が拡大するとしたら、
- 日本人が一部の国民のように、借金して浪費しまくる。
- インフレが大きく進み、見かけ上の消費額が増える。
- 究極の内需、軍需産業が栄える
- 人口の増えている一部地域の域内消費が増加(ということはそうでない地域は減少)
と、まあ、あまり望みたくもないシナリオしか、思いつきません。なんか、いい方法はないですかねー。
コメント
一番、手っ取り早いのが、(他の先進国並みに)
移民を受け入れる(=人口を増やす)
でしょう。現在の生活水準の維持を望むので
あれば、この問題を避けては通れないと思い
ます。
でなければ、緩やかな衰退か。
投稿: ひろん | 2009年5月 6日 (水) 07時31分
移民って、よく聞きます。
もう少し、帰化基準をゆるくすればいい?
投稿: 矢向 | 2009年5月 6日 (水) 09時36分
ひろん様、矢向様
コメントありがとうございます。
この問題は、賛否両論ですね。
そもそも、人口密度の高い日本の人口が増えるべきなのかどうか。人口が減ると生活レベルが下がるのかどうか。
私に言えるのは、明るい未来を信じたいということです。世界経済全体が成長するというのであれば、なんとかなります。(個人的見解です^^;)。
投稿: NightWalker | 2009年5月 6日 (水) 22時24分
> 人口が減ると生活レベルが下がるのかどうか。
内需 ≒ 人口 × 一人当たりの消費額
なので、人口が減っても内需を減らさないため
には、一人当たりの消費額を増やさすことが
できれば、内需を減らすことは回避できます。
ですが、賃金が伸び悩んでいる今日、消費額
を増やし続けることは困難です。
消費額を増やすことができたとして、どの
程度の年月、消費を増やし続ければよいのか?
今、この瞬間に、出生率が劇的に向上したと
しても、その世代が、労働力となり、消費する
ようになるまでに、約20年掛かります。
つまり、出生率が向上したとしても、20年は
経済のパイが縮小し続ける可能性が高い。
人口の問題は、容易に方向転換が出来ないと
いう意味で、"慣性がデカイ"のです。
> もう少し、帰化基準をゆるくすればいい?
それだけだとダメだと思う。日本に、来て貰い
たいのは、教育水準の高い人達です。その人達
が、日本で生活することに魅力を感じるような
施策が、最低限、必要だと思う。
投稿: ひろん | 2009年5月 8日 (金) 23時00分
ひろん様
コメントありがとうございます。
労働生産性(国民一人当たりの生産高)を上げることができれば、食い止められると、たとえば、「貧乏人のデイトレ・・」で北村慶さんは述べられていましたね。
賃金は、これまた、労働生産性と連動しているらしいです。ポール・クルーグマン先生の著作に書いてありました。
そうはいっても(^^;)、むずかしい課題ではありますね。
投稿: NightWalker | 2009年5月 9日 (土) 00時04分
夢物語かもしれませんが、「日本人の投資教育が大幅に進む」ことで内需拡大ってビジョンはどうですか?
国民全員が給料の一部を毎月(投信などで)海外へ投資するのが当たり前になって、毎年世界中から収益の一部が配当金や分配金などの形で日本へ吸い上げられる、と。
日本人で30歳の夫婦だと2人合わせて月3~5万くらいの不労所得があって、「たぶん定年時には不労所得で生活費をまかなえるようになってるから、年金は別になくっても食っていけるし・・・」ってことになれば、毎月の積立分以外は使っちゃっても大丈夫かな、ってことになりませんかねー。
要は将来不安が大幅に改善されれば消費は改善すると思うんです。
その意味で年金制度が大きく改善されて、担当省庁が国民の信頼を全面的に受けられる組織になれば・・・ってのが理想だと思うんですが、まぁ無理でしょうから。。。
投稿: くま | 2009年5月 9日 (土) 06時50分
くま様
コメントありがとうございます。
まさに、投資は、希望の一つですよね。(そう思って長期投資をしているんですけれどね^^;)
1)海外への投資は、海外からのリターンが得られるかもしれない。(ただしこの場合はやはり外需期待ということになりますが)
2)国内への投資は、生産性の高い産業を誘発するかもしれない。(これも、外需期待の産業を生み出してしまうかもしれませんが^^;)
また、投資をしたからといって、たとえそれが長期投資であってもリターンがあるとは限りません。
リスクについては、こう考えています。
1)リスクを取るのは、あくまで民間。国は非常事態以外は取るべきではない。
2)国は、リスクをとってチャレンジしている人へのセーフティネットの役割をする。
個人的な理想論です。
投稿: NightWalker | 2009年5月 9日 (土) 22時17分