「グローバル化」が資産運用に与える影響
これによると、5年前に比べ、今は、資産間の相関関係が高くなっています。つまり、分散効果が減っているようにみえるというわけです。
- 図3:過去5年間の類似ファンド分類別相関係数(2009年4月末基準)
- 図4:過去5年間の類似ファンド分類別相関係数(2004年4月末基準)
- 参考:過去5年間の類似ファンド分類別相関係数(2008年8月末基準)(リーマンショック前)
まず、相関係数って何?という方のために、簡単におさらいしておくと、
- 相関係数は、-1~1の値で、1に近づけば相関が高く、0で相関関係なし、-1で逆相関。
- 相関の低い資産を組み合わせることで、リスク(変動幅)が低減できる
理想は、ずっと相関係数が-1で、かつ、長期的に成長し続ける資産を組み合わせること。たとえば、期待リターン6%の資産AとBが存在し、両者の相関係数が-1だった場合、この資産AとBを1:1に組み合わせておけば、期待リターン6%、リスクゼロのポートフォリオができます。
これが発見できた場合は、だまっておいた方がよいでしょう。ばれると相関関係が発生してしまう危険性が高まります(^^;)
さて、デカップリング論ですが、私は、このように考えています。
- 現在は、金融危機下で、一時的には一蓮托生状態であるが、今後も続くとは限らない。
- 今後は、新興国が成長し、先進国は成熟国と呼ばれるようになる可能性大。しかし、株価がそれに連動するとは限らない。
というわけで、未来は不確実。いろいろ分散しておくことは良いことと考えており、広い意味でのデカップリング派です。
それにしても、ご紹介した相関係数の変化を見ていて思ったのは、
- 国内債券は、相関係数上は、現実に存在する資産の中で最強の分散投資先である。
ということです。
信託報酬率の低い(0.1%が許容範囲です)国内債券ファンドがあれば、ぜひ購入したいと考える私です。
これは、私の個人的考えです。実際のご投資は、ご自身の責任とご判断でお願い申しあげます。
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コメント
NightWalker様 おはようございます。
通常時は相関が低くても相場が急落しているときは相関が高くなるんでしょうね。急落しているときは分散効果が低くなりますのでアセアロ維持の優先順位は下げて考える必要があります。
しかし国内債券(あるいはキャッシュ)はどの時期でも相関が低いですからこのアセットクラスは重要だと私も思います。
投稿: Tansney Gohn | 2009年5月25日 (月) 08時26分
>Tansney Gohn 様
コメントありがとうございます。
国内債券が相関関係がないのは、ある意味、当たり前なんですが、それにしても金利水準の低さにはまいってしまいますね。
投稿: NightWalker | 2009年5月25日 (月) 23時46分
>それにしても金利水準の低さに..
確かに。。 キャッシュかMRFで持っておいた方が機動性が高いのでよいかも知れないです。(MRFも一応国内債券ですが)
投稿: Tansney Gohn | 2009年5月26日 (火) 06時07分
まあ、確かに預金金利は低いですが、一部には1%以上の定期もあるので私は資金の大半は銀行預金にしています。
高金利の銀行ほど経営も怪しいので(笑)預金保護の範囲ですけど。
投稿: TA | 2009年5月26日 (火) 12時41分
みなさまコメントありがとうございます。
>Tansney Gohn 様、TA様
金融ショック以降、預金商品の利率には、シビアになりました。いいことだと思っています。
投稿: NightWalker | 2009年5月26日 (火) 19時56分