ポール・クルーグマン先生 サンデープロジェクト 出演
ノーベル賞のポール・クルーグマン先生が、 サンデープロジェクトに出演(もちろん中継ですけど)されていました。
題して・・・・
- ノーベル経済学者に聞く オバマ大統領の可能性!
質問になんとなくロジカルな迫力が欠けていた気がしますが、教授は、淡々と回答されていました。
- 米国の損失は、日本がバブル崩壊で受けたとされるそれと同等の1兆ドルくらい。これは金融系だけで、不動産等々モロモロ合わせると8兆ドルぐらいと推定。
- 米国政府の対策費用は、まだまだ少ないだろう。1.5兆ドルくらいは必要。
- 公共投資の効果は、時間もかかり、政治的にも難しい。(が否定しているわけではないようです)
- 一部の金融資本主義の人たちが暴走していただけで、米国人は、実は勤勉。(だから、米国は復活する力を持っている)
- これまでのアメリカ以外の国々が生産し、アメリカが消費し、アメリカ以外の国々がアメリカに消費のためのお金を貸す・・・というシステムに持続性はない。
- 中国や欧州の新興国も多くの問題を抱えている。
聞き違えもあるかもしれませんが、だいたい、このようなことをおっしゃられていました。
あごが外れるほどの
お金が必要らしいです。
なお、株はどうなるのか?不動産は?といういささか下世話な質問に対しては・・・・
- 株はわからない
そうです。
そう、ノーベル賞経済学者の先生にだってわからないのです。私ごときにわかるはずがありません(断言)。
というわけで、トンネルを抜ける日を信じて、仕事とドルコストです。
不動産は、まだ割高で、底を打つには、2年はかかるのではないか?とのことです。
しかし、クルーグマン先生のひょうひょうとしたキャラ・・・・好きです(^^)。
コメント
こんばんは。
クルーグマンさんの本は、非常に勉強になったので直接お話しているのを聞いてみたかったです。
経済の専門家になっても少し専門外のものについては「わからないものはわからない」とはっきり言えるのはすごく好感が持てますね(^^ゞ。
投稿: 田舎のKen | 2009年1月25日 (日) 22時10分
田舎のKen様
コメントありがとうございます。
クルーグマン先生がしゃべっているのをテレビで見たのは、ノーベル賞のスピーチとこの番組くらいだったかも(^^)。
投稿: NightWalker | 2009年1月26日 (月) 21時53分