非課税限度額上げ要望 日本版401kで厚労省
日経さんです。
厚生労働省は2009年度の税制改正で、確定拠出年金(日本版401k)の掛け金の非課税限度額の引き上げを要望する。企業が拠出する掛け金に従業員が上乗せして資金を出す「マッチング拠出」の解禁も求める。政府が6月にまとめた「骨太の方針2008」が、制度改正の結論を年内に出すと明記したのを受け、実現の可能性は高まっているとみている。ただ税収減を懸念する財務省は依然として慎重で、税制改正の焦点の1つになりそうだ。
<ご参考エントリー>
いい方向ではないかと思います。特に若い人にとって将来に予想される年金受取額減少や負担の増加に対する不安は切実なはずです。その中で401Kは重要な制度なのではないでしょうか。
<ご参考>
何でもアメリカのマネをするな、ちっともいいことはない、という批判も目にいたしますが、かつて持ち家促進のために有効であった財形貯蓄(いまでもあるけど)の年金版かつ株式にも投資可能版、と私の中では理解しています。
ちなみに、私がちょっと気になっているのは、
3月末で(加入者が)約280万人
という事実。(増加中です。⇒こちらによると5月末速報で企業型+個人型の合計が300万人ぐらい)
ひと桁少ないのでは?と個人的には思っています。まあ、こんなもん?
思いつくのは、
- 現状の規定では入れない。
- そもそも知らない。
- やっぱり、入りたくない。
といったあたりですが...。
コメント
早期(セミ)リタイヤのとき、企業型401Kだったので、好むと好まざるとに関わらず、個人型401K利用者です(笑)。企業型は個人型に比べて掛金が少ないのが弱点でしたが、企業型の掛金を増やせるようになるのは朗報でしょう。因みに、退職した会社、厚生年金:401Kが6:4の比率で42歳の掛金が月、1.67万円でした。確かに少ない気がします。但し、問題は
特別法人税1.173%
の行方です。こちらの”廃止”のほうが先なような気がします。そうなれば、皆様、心おきなく掛金を増やすと思いますが(笑)。ついでに、Rennyさんのブログで激論が交わされましたが、個人型でもETFが使えるようになれば、信託報酬手数料の不利は改善されそうです(↓)。
http://renny.jugem.jp/?eid=664
参考まで
投稿: Werder Bremen | 2008年8月15日 (金) 14時47分
Werder Bremen 様
コメントありがとうございます。
>特別法人税
これに限った話ではありませんが、官僚の皆さんの体質から考え、暫定XX型の決まりは永遠に続くような気がします。Werder Bremenさんがrennyさんのブログでご指摘の通り、「都合が悪くなるまで税金を払わないで済むんだったらそれもお得かも」と考えるしかないというのに1票です
投稿: NightWalker | 2008年8月15日 (金) 16時01分
こんにちは。
私が働いている所は、企業型の確定年金ですけど。それほど掛け金が多いわけでないので、「マッチング拠出」の方をぜひ解禁して欲しいところです。
投稿: staygold | 2008年8月20日 (水) 22時59分
staygold様
コメントありがとうございます。
マッチング拠出も増えるといいですね。それにしても各種年金制度は仕組みが複雑すぎます。間違えるのも無理はないと思うこともあります。
投稿: NightWalker | 2008年8月20日 (水) 23時27分