« フィデリティ・ワールド・ファンズ(FWF)5ファンドの新規取得のお申込み停止のお知らせ | トップページ | 野村の業種別インデックス・セレクト・ファンドにみるセクター別ランキング »

2008年8月31日 (日)

今は割安? 世界のマネー、株式離れ鮮明 主要20市場で下落

日経さんです。

世界の株式市場に流れ込む投資マネーが急速に細っている。株式時価総額が大きい主要20市場すべてで、8月末の株価指数が昨年末に比べて下落した。資源高を背景に堅調だった新興国の株価もここへきて下落。世界的な景気減速への警戒感が高まり、リスク資産である株式や商品から資金を引き揚げる動きが鮮明になっている。

 さて、 株価が下がったということは、PERが割安ゾーンに突入しているということ?確かめてみます。

 キャピタル・パートナーズ証券さんのサイトには、世界の株価指数というコンテンツがあります。

   ここから、主なPER(8/28付け)をチェックし、益利回り換算もついでに計算して、まとめてみました。

指数 PER 益利回り
換算
日経225 16.59 6.0%
JASDAQ 15.34 6.5%
NYダウ 13.13 7.6%
ナスダック 22.55 4.4%
カナダS&Pトロント 13.50 7.4%
英国FT100 9.80 10.2%
ドイツDAX 11.80 8.5%
フランスCAC40 9.80 10.2%
ブラジルボスペバ 10.99 9.1%
ロシアRTS 6.75 14.8%
インドムンバイSENSEX30 14.20 7.0%
香港ハンセン 13.57 7.4%
中国上海総合指数 15.73 6.4%
  • 全体に低い
  • ナスダック高め
  • ロシア低いぞ?
  • 取り上げなかったけど、東証マザーズ、大証ヘラクレス高い(^^;)

 想定している利益が減れば、PERは上がってしまいます。PER等の指数だけで今が割安かどうか、判断できませんので、その点はくれぐれもご注意を。実際のご投資は、ご自身の責任と判断でお願いいたします。

 割安割高の判断のできない私には、ドルコストがある(爆)!

|
follow us in feedly にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ にほんブログ村 投資ブログ 投資でセミリタイア生活へ

« フィデリティ・ワールド・ファンズ(FWF)5ファンドの新規取得のお申込み停止のお知らせ | トップページ | 野村の業種別インデックス・セレクト・ファンドにみるセクター別ランキング »

コメント

分析ありがとうございます。勉強になりました。日本の株式のPERは、中国・インドなみなんですね。成長見込みは、先進国中でも下位だと思いますから、現在の価格が既に買われすぎということかもしれませんね。

投稿: おじさん | 2008年8月31日 (日) 14時06分

「世界の株価指数」のPER一覧は、以前にここのブログで紹介されてから定期的に見ています。

PERだけ見ると確かに割安なように感じますが、現在、米国の企業収益が過去最高水準にあることを考えると、このまま上には行きづらいように思います。

信用創造による1982年からの米国株の上昇(クレジットバブル)が2007年に終わったのであれば、今後10年くらい今よりも(相対的に)2割程度低い水準にあっても驚きません。

指数全体では割安に感じませんが、セクター別には割安なところも存在するので、特定のセクターに限り積み立てています。

投稿: グラフトン通り | 2008年8月31日 (日) 14時37分

有用なサイトを教えていただきありがうございました(^^♪
PERがどこまで落ちるかは、業績予想という難しいものが絡むので分からないんでしょうが、過去数年より割安なのは確かですね。

とにかく気長にちょっとづつ拾っていくくらいしか作戦は思いつかないですが、粘っこくいきたいです(笑)

投稿: うさみみ | 2008年8月31日 (日) 20時42分

皆様コメントありがとうございます。
>おじさん様
>買われすぎ
 ここが微妙なところです。
 現在の日本の経営者のレベルが低い、規制緩和が十分でないため実力が発揮できていないとすれば、もっと日本企業は利益が出るかもしれません。もちろん逆もあります。

>グラフトン通り 様
 セクターローテーションは、重要な戦略ですね。

>うさみみ様
>気長にちょっとづつ
 私もそうしています。

投稿: NightWalker | 2008年9月 1日 (月) 20時09分

いつも拝読させていただいております。
なるほど…世界中の株式が割安圏に入っているのですね。
日本株には厳しい見方が多いようですが、昔はリスクフリー金利と株式益回りを比べて、割安割高を判断する見方が一般的でした。(そんな時代もあったという話です)
日本がゼロ金利に突入して以降は、比較研究の対象にもならないので誰も言わなくなりましたが、いかに国際分散投資の時代とはいえ、自国内の国債金利との比較は、投資対象アセットの比較判断の上で重要な観点ではないかと思っております。
法人税の高さ(ハンデ)やPBRの低さ、豊富な利益剰余金(自社株買い、配当の原資ですね!)配当利回りがリスクフリー金利を上回っていること等、日本株が割安ではと思わせる要素もありますよ。
私は今の日本株式は過去40年間で最も割安な水準にあるのではないかと思っているのですが…。

投稿: 羊雲 | 2008年9月 5日 (金) 18時03分

羊雲様
 コメントありがとうございます。
>今の日本株式過去40年間で最も割安な水準にあるのではないかと
 全世界割安なのかもしれませんね。
 
 ただ、企業収益は、一部の勝ち組を除き、大きく悪化するのではないかとひしひし感じます。投資家というより、一企業人として怖い状況です。

投稿: NightWalker | 2008年9月 6日 (土) 00時03分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 今は割安? 世界のマネー、株式離れ鮮明 主要20市場で下落:

« フィデリティ・ワールド・ファンズ(FWF)5ファンドの新規取得のお申込み停止のお知らせ | トップページ | 野村の業種別インデックス・セレクト・ファンドにみるセクター別ランキング »

 
 
Copyright © 2005 - 2025 NightWalker's Investment Blog All Rights Reserved.