新証券税制について
本日の日経さん、「くらし安心」面に新証券税制についての記事がありました。良記事と思いました。
新証券税制は、こうなります。 文章を表にしてみました。
期間 | 税制 | 確定申告 | ||
09~10年 | 譲渡 益 |
500万円以下 | 10% | しなくても よい |
500万円超 の部分 |
20% | 必須 | ||
配当 | 100万円以下 | 10% | しなくても よい | |
100万円超の部分 | 20% | 必須 | ||
11年~ | 原則20% | しなくても よい |
問題は、譲渡益500万円を超えるの方、毎月分配型投信などで年100万円を超える分配をもらっている方です。これに該当する皆さんは、
- 確定申告が必須
となります。
譲渡税や分配金は所得に加算されます。この結果、
- 所得に比例して国民健康保険などの支払いが増える可能性
があるようです。また、影響は自治体等によって異なるらしく。
- 分配しないで内部留保する企業や分配しない証券を買う投資家が増える。
- 譲渡益を今年度中に前倒し確定してしまう企業や投資家が増える。
などの行動も予想されます。ついでに言うなら
- 毎月分配型投信への大ダメージ
なども予想されます。
以上、くれぐれもご自身の責任と判断でよろしくお願いいたします、のコーナーでした。
コメント
しかし、実際に譲渡益500万円超と配当金100万円超の部分を確定申告するような奇特なひとっているんですかね!?
税務署にマークされているような自営業のお金持ちの方ならまだしも、普通のサラリーマンなら目をつぶってもらえるような気が・・。
投稿: porco | 2008年7月13日 (日) 14時16分
porco様
コメントありがとうございます。
日経さんの同記事によりますと「税務署は支払調書を通じて取引状況を原則把握している。税務署から指摘を受け修正申告した結果、あとで保険料が跳ね上がるという事態も起こりうる。」とありました
投稿: NightWalker | 2008年7月14日 (月) 00時38分