個人向け国債 変動10年の検討
なんとなく、市場に変化が見えてきた今日この頃ですが、気になるものの一つが長期金利です。
米長期金利がじわりと上昇傾向を強めている。長期金利の代表指標である米10年物国債の利回りは5月30日、約5カ月ぶりに4%台に乗せて引けた。原油・食品高でインフレ懸念が高まると同時に、景気への極端な悲観論が後退、債券に逃避していた投資マネーが株式などリスク資産に戻りつつある。ただ、住宅や金融への不安は残り、景気の先行きはなお不確か。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ転換まで読み込むのは尚早との見方が多い。
特に長短金利差。 しばらくは大きくなるのでは?という観測をする方も多く、「金融株が上がる」いや「上がってくれ~」という半ば期待もない混じったご意見も聞こえてきます。
一般に、
- 金利上昇局面では、短期債券
- 金利下降局面では、長期債券
が有利と言われています。今は長短金利差が大きくなると言われていますが....?
個人向け国債変動10年の適用利率推移をグラフにしておきます。ちなみにMMFの金利は現在0.5%程度ですね。これだけみると、わずかですが、個人向け変動10年有利の傾向が見えますが、どうなんでしょうか。
留意事項1:キャッシュバックキャンペーン
イートレードさんなどでは、キャッシュバックキャンペーンを実施しています。していないところもありますのでご注意を。どうせ買うなら少しでも有利な方が良いですね。
キャッシュバックの原資は政府が証券会社等に出しているはずの販促金、すなわち、税金です。ここが、ちょっとひっかかっているところではあります。
留意事項2:中途換金時のペナルティ
1年たてば、中途換金できますが、2回分(×0.8)の利子を払わなければならず、特に、金利急上昇時は、厳しい判断を要求されるかもしれません。満期まで待つべきかどうかは、その時、別途検討が必要になります。MMF等ならこの悩みはなく、素直に解約して長期固定金利型商品に切り替えれば済みます。
私の個人的見解
- 今は、MMF中心でまあいいか。(個人的見解です)
- でも、何事も体験だ。債券も分散が大事だ。少しは買ってもいいかな。(個人的見解です)
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ところで、金融株ですが、保有しているアクティブ・バリュー・オープン、金融株も多いみたいなので、ま、ほっとこう、と思ってます。(個人的な判断です)
要は何もしないのね 「下手な考え休むに似たり」ということで。
以上は、私が好き勝手なことを書いているだけです。実際の投資は、くれぐれもご自身の判断責任でお願い申し上げます。
コメント
円MMFも短期での解約に対してペナルティーがあります。
確か30日以内に解約すると信託財産留保額として1万口当たり10円のペナルティーが発生します。
まあ、そんなに短期で解約することもないかとは思いますが、念のため。
投稿: yb | 2008年6月 2日 (月) 08時21分
yb様
コメントありがとうございます。
おっしゃる通りです。フォローありがとうございました。
>そんなに短期で解約することも
たしかにないですね
投稿: NightWalker | 2008年6月 3日 (火) 05時55分