100歳までの長期投資―コア・サテライト戦略のすすめ
いい本でした。おススメです。
「60歳からの資産活用のテキストが誕生しました」と帯にありましたが、まさにその通りの本でした。
- 金融資産全体をある目的に向けて管理しながら「長期投資」をしていくのが「資産運用」
- 若いうちからの投資が「資産形成」であるとすれば、退職後の投資は「資産活用」
というわけで、資産活用に焦点を絞って書かれています。
- 投資の上で必要かつ重要なポイントをすべて押さえている。
にもかかわらず、とてもわかりやすいのです。良書です。
インデックス運用についても
- 最初は市場の効率性議論
- チャールズ・エリスさんの「敗者のゲーム」
- ウィリアム・シャープさんの「市場に参加しているすべてのアクティブ投資家を集めると市場ができる」
などなど、短く、要点を押さえて、説明。
PER、PBR、イールド・スプレッドなどの投資指標についても、適確かつ簡潔に説明。
「説明とは、こうあるべきだ」と、つくづく思ってしまう本です。
いらいらするような長い説明はありません。しかし、その分、たくさんのリテラシーが詰まっています。
資産活用の本ですが、その方法論は、資産形成(収入がある)の基礎知識とほぼ同じであることがわかりました。収入がない分、取り崩し方に工夫が必要というところがポイントでしょうか。現役世代の方にもおススメできる内容です。
コメント
私のために書かれた本ですね。さっそくチェックです。
情報ありがとうございます。
投稿: 後期団塊 | 2008年6月 5日 (木) 01時31分
後期団塊様
コメントありがとうございます。
後期団塊さんにとって、お役に立つ内容だとよいですね。
投稿: NightWalker | 2008年6月 5日 (木) 06時05分