57歳の地図
さて、リタイアの時、どういうポートフォリオを目指すか?ということについて、ちょっと考えてみたいと思います。
これは、いろんな考えがあると思うのですが、 毎度おなじみ、ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理(第9版)p412によると....
<60代後半>
こんな感じです。(同著では、リスク資産は、株式+REIT。債券は、ここでは現金も含めました。)
ところで、サラリーマンの場合、退職金という(もらえるかどうかわからないけど)大きな収入があります。サラリーマンの場合は、これを加味する必要があります。それを考慮し、上記60代後半のポートフォリオを無理やり退職時のポートフォリオということにして、直前の比率がどうなるかを計算してみます。
退職金を2000万円とします。(ここでは、その他の大きな資産としての持家は除外することにします)
<総資産5000万円の場合>
<総資産1億円の場合>
人生いろいろです。
60歳に退職するとして、軟着陸期間を考えると57歳くらいには、こういったモロモロを考えておくことになると思います。
なお、以上は、個々人の事情によって、他にも影響を与えることが、たーくさんあるように思いますので、ご参考ということでよろしくお願いいたします。
それにしても、リタイヤ直前に何をしようとしているのかなあ、私。わからんなあ。
コメント
60代後半(退職後)でリスク性資産が50%は感覚的には多すぎる気がしますね。私の許容範囲としては25%程度でしょうか。というかそのころには資産の取崩と預貯金や国債の利子だけで生活できるようになっていたいです。そのためにも長期投資の長い旅路を一歩ずつ着実に歩んでいきたいものです。
投稿: w3zero7 | 2008年5月 6日 (火) 15時46分
w3zero7様
>感覚的には多すぎる気がします
おっしゃる通りの感じを私も持ちます。
件の本での推奨比率は、
(1)株式資産長期成長を享受できた米国人の感覚である。
(2)第9版より「米国人の平均寿命が長くなったことを考慮し、リスク資産の配分が増えた。」とマルキールさんが述べている。
ということなどがあると思っています。
投稿: NightWalker | 2008年5月 6日 (火) 16時58分
また、お邪魔します。おじさんです。
この本の、引退後の資産運用で少し気になるのが、年金をどのように想定しているかですね。
なし?あり?額は?インフレ連動?このオプションはかなり影響が大きいと思います。
日本の場合、国民年金だけですと、引退時に1億あっても、その後無収入では結構不安だと思います。
投稿: おじさん | 2008年5月 6日 (火) 23時21分
おじさん様
コメントありがとうございます。
年金や老後の費用は、個別事情や個々人の感じ方の影響が大きいですね。
投稿: NightWalker | 2008年5月 8日 (木) 00時36分