都心部オフィス賃料値上げと...
三菱地所は大都市中心部に所有しているオフィスの賃料を15―20%引き上げる。バブル崩壊以降の賃料改定では最大の引き上げ率となる。企業のオフィス需要は都心の優良物件に集中し、空室がほとんどなくなっている。三井不動産や森トラストなども値上げする方針。需要が低迷する大都市の周辺や地方では値下げの動きも出ており、都心部とほかの地域の賃料の違いが鮮明になってきた。 三菱地所は約30棟を所有する東京都千代田区の丸の内地区のほか、大阪市や名古屋市の都心部で賃料を引き上げる。丸の内地区では貸付有効面積140万平方メートル分のオフィスを持ち、空室率は2008年3月末で0.19%と過去最低の水準になっている。
都心部のオフィス賃料値上げです。
もうひとつ、気になるニュースはこれです。
23日の債券市場で、長期金利の代表的な指標である新発10年物国債利回りが一時、前日に比べ0.09%高い1.755%に上昇した。昨年8月9日以来約9カ月ぶりの水準。前日の米金融市場で、インフレ懸念から米長期金利が大幅に上昇したことが国内金利にも波及した。
とうとう、インフレの波が、じわじわと?
もちろん、いろんな思惑がぶつかり合っている昨今の市場。どうなるかわかりません。
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以下、私の個人的な考えをつらつらと。
1.インフレ
多くの投資本では、「インフレこそ、資産運用最大の課題である」と述べています。
我々庶民の目には、インフレは、モノを買う時の値段となって見えてくるわけですが、毎年1~2%ずつ、というわけではなく、ある商品に特定すれば、ある時、ポンと一気に上がります。給料は上がったとしても少しずつしか上がらないので困っちゃいますね。また、今回のインフレは、日本だけがハイパーインフレになって大幅円安という破綻本的ストーリーとは違い、世界中みんなで一緒にインフレみたいです。円安も期待?できません。そうなると厳しいですね。
私は、円安にならないリスク等を勘案し、日本株式の比率を時価総額並みに極端に下げるということはしていません。海外への投資がちょっと多め。なんというか、「中くらい」です。「優柔不断」とも言います
2.不動産
こうなると
- 都心周辺部のオフィス賃貸料への波及
- 都心並びに都心周辺部の住宅賃貸料への波及
も、今後は、気になります。
J-REIT低迷中の昨今ではありますが、逆バリ投資をする方もいらっしゃるでしょう。
一般論ですが、
- プロがリアルビジネスで動く(往々にして他社他人を出し抜くため、密かに)
- それをいち早く察知した金融プロの運用する証券化商品が動く
- それにつられたシロートが動くが相場は終焉
ということも、ままある話です。(不動産投資の話は、もし、お知り合いに都心のワンルームマンションをお持ちの人がいたら、一緒に飲みに行って聞いてみることをおススメしておきます。)
私個人としては、持ち家をしてしまっているため、ポートフォリオ上、REITは少ないですが、都市部の不動産については、穀物類と違って長期投資に肯定的です。保有期間の影響が大きいのは、言うまでもありません。また、自分が住む住宅は、資産としての損得というより、個々人でまったく異なるライフスタイルや価値観によるものが大きいです。
以上、個人的な見解です。
コメント
こんにちはHA-NAMです!!
興味深く読ませていただきました!!
ベトナムでもインフレが加速しています。
ベトナムについてのブログを書いています!!
tbさせていただきます!!
時間のあるときに見てみてください!!
投稿: HA-NAM | 2008年5月24日 (土) 13時09分
HA-NAM様
コメントありがとうございます。
当ブログは、残念ながらベトナム投資をテーマにしておりません。申し訳ございません。
投稿: NightWalker | 2008年5月25日 (日) 10時56分