日経平均と債券のリバランス 1957-2007 (付録)
下記エントリーの付録です。
<日本株の平均回帰>
下記は、おまけで計算したリターン(複利・インフレ影響無視)の最小、平均、最大です。
過去は、25年ぐらいで最低リターンがプラスになります。(インフレ未調整ですが)。米国の名著でよく紹介されているのと同じような平均回帰の特性が日本株でも過去にはあてはまっていました。
1989年末の日経平均終値 38915.87 円をその25年後である2014年ごろに我が国は突破できるのか?それとも、資本主義経済史に新たな1ページを付け加えてしまうのか!?
2014年はすぐそこです。
<日本株式の未来予想図>
縦軸を対数にしてみました。
どんなシナリオなのかなー。誰にもわかりませんが、私は希望を持つ方が好きです。
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<与太話コーナー>
「日本人口減少する⇒内需縮小、成長力低下、日本経済×⇒株式×」という論理。必ずしもそうはならないと思ってます。成長の罠というのもあるでしょうし。
- 内需産業の外需化
- 労働人口減少圧力による必然的な生産性向上
など、災い転じて福となす.。けっこう前向きに考えています。私も、ニッポンのいちサラリーマンとして、生活かかってますし
1.は、
- 内需産業の海外進出(例:国内販売業が新興国など海外に進出し成功する)
- 外国観光客の増加(最近、アキバが人気スポットらしいですね)
などでしょうか。
2.は、
- いままで二つの会社が作っていた製品やサービス(行政含む)が一社(一省庁)で済むようになる。結果、国際競争力も増大。
- 資源高による一次産業の相対的回復。
などなど、でしょうか。
コメント
<日本株の平均回帰>で示された図がしばしば出されますよね。そして、”従って、長期投資では必ず儲かる”というような論調に飛躍する。北村さんの本などでもそうです。
これは明らかにミスリーディングで、その間全体の平均がプラスでも、終了時の(売ることを考えるときの)市場によっては大損する可能性があります。
人生は有限なので、分散&長期といっても、そこには大いにタイミングが影響してきます。
興味深いデータありがとうございました。
投稿: テイクオフ | 2008年5月12日 (月) 08時18分
テイクオフ様
コメントありがとうございます。
>人生は有限
これが、何事につけ、根底にありますね。
投稿: NightWalker | 2008年5月13日 (火) 00時08分
貴重なデータをありがとうございました。
5年、10年、過去20年、1990~2000年などと、期間を変えると、面白い結果が見えてきますね。
勉強になりました。
投稿: グラフトン通り | 2008年5月13日 (火) 00時52分
グラフトン通り様
そういったことを考えつつ楽しみながら旅をする必要があります。
コメントありがとうございます。
>見えてきますね
未来はわからないという...
投稿: NightWalker | 2008年5月14日 (水) 00時04分