マネックス証券の貸株金利がアップ
マネックス証券さんの看板サービスの一つであった貸株金利がアップします。
マネックスの『貸株サービス』、2008年3月の貸株金利は年率0.55%に設定します。
貸株サービスは、株券に応分の貸株金利がつくサービス。
すでにマネックスに口座をお持ちの方はもちろん、まだ口座をお持ちでない方も、この機会にぜひご利用をご検討ください。
これはおそらく、カブドットコム証券さんが、貸株サービスを開始し、その金利が0.5%だったことの対抗策と思います。
カブドットコムさんが2/14サービス発表。マネックスさん2/18発表。
素早い反応ですが、海外ETFや、バンガードの取り扱い拡充には消極的な?マネックスさんが、なぜ、貸株サービスには、これほどまでに、素早く反応するのか。
私としては、貸株サービスだけではなく、
- 海外ETFあるいはそれに準ずる低信託報酬のベーシックファンドの開発(既存の安い確定拠出年金専用ファンドを販売すればいいだけなんですが)によって、長期ホールダーの囲い込みをする。
- 預かり資産増大
- 安定収益源確保
- 余裕資金を運用する利用者による追加利益追求。
というビジネスモデルに力点を置くことを期待したいところです。
だったら、海外ETFを扱っている証券会社さんを選べばいいじゃん、東証に海外ETFが重複上場するのを待てばいいじゃん(不確実性大)、と言われれば、それまでです
ニューヨーク証券取引所などを運営する世界最大の取引所連合NYSEユーロネクストのキャサリン・キニー社長兼共同最高執行責任者(COO)は来日し、日本経済新聞に対して東京証券取引所との企業の相互上場について、「規制当局にも働きかけ環境を早期に整えたい」と意欲を示した。NYSEユーロネクストと東証は昨年1月に業務提携で合意。キニー社長は「現在進めている上場投資信託(ETF)など商品の相互上場に加えて、日本企業と当社上場企業の相互上場の具体化について幅広く話し合いたい」と語った。
道は遠そうですが、ETFの相互上場の話は進めてはいるようです。道は遠そうですが。
キャサリン、頼みましたよ!ニッポンのおじさんたちにガツーンとひとつお願いします。
<マネックスさんの貸株金利:相互リンクの皆様のエントリー>
コメント
初めてお邪魔します。
貸株って、税金を考えると、得になる人は限定されませんか?
配当金なら配当所得で税率10%です。
貸株なら、金利はもちろん、配当金相当額も雑所得で総合課税です。
確定申告の手間はあまり気になりませんが、少々の貸株金利があっても、本業の収入と合算されて総合課税では、メリットがない人も少なくないと思うのですが?
投稿: だいさく | 2008年2月23日 (土) 13時01分
僕は貸し株サービスを使ってませんが、給与所得以外の所得が20万円以下の普通のサラリーマンにとっての、お小遣い稼ぎにはなると思います。
投稿: 水瀬 ケンイチ | 2008年2月23日 (土) 13時29分
すぐにマネックス証券が貸し株金利で追従できるところから、貸し株サービス売り手側の超過マージンはかなり大きく、失いたくない収益源のようですね。
現状、少なくとも信用取引の売り手からは品貸料を1%以上徴収している状況のため、0.55%だとまだ余裕あり?といえばいいのでしょうか?
今後も証券会社間の競争で買い手の交渉力を高まることを期待しましょう。
投稿: あまはら | 2008年2月23日 (土) 18時30分
貸株サービス、”落とし穴”もあるようです(↓)。
http://norafp.seesaa.net/article/84877489.html
分別管理の対象外だそうです!投信なら、証券会社が潰れても信託銀行が保管している。株券なら、分別管理の対象で、かつ1千万円までは、証券会社が倒産しても保障の対象になっている?
金融機関の倒産では、小生、悲劇(今となっては喜劇)が・・・。小生、昔、北大生。大学構内のATMは・・・、ハイ、北海道拓殖銀行!!!死んだ親父の退職金、生命保険金を御袋が預けていたのは山一證券(中身は割引日本国債)!!!死んだ親父入っていた個人年金は東邦生命!!!
そう、全部倒産金融機関!!!よりにもよって、銀行、生保、証券、3種類、全部揃い踏み!!!
すべて、お金が無事に返って来たのは「奇跡」としか言いようがありません!!!
つづく
投稿: Werder Bremen | 2008年2月23日 (土) 21時55分
小生が投資に使っていた種銭は、仕事で稼いだ給料の他に、これら「奇跡の生還」を遂げた資金でした。それらの資金で、「大相場」を張り、奇跡のFI達成。その間、住銀支店長を撃沈させ、日興証券上場廃止誤報道(小生株主だった)を利益を出して乗り切り、株主総会でアメリカ人出向役員(Citi)に、「シティーのプライベートバンキング部門、デリバティブ不正取引で3年前、金融庁から処分され日本から摘まみだされたよな。アメリカの豚野郎じゃ、信用置けねよな~」と罵詈雑言を浴びせ、株主オンブズマンと連携して、三菱重工には三菱自に対する出資差止・株主代表訴訟・・・。まさに、「インデックス君」ではなく
「山師君」かつ「場外乱闘君」です(笑)。
追伸:「場外乱闘」に関してはまだまだ、裏話が5万とありまっせ~。長くなるからこの辺で、ホナ、サイナラ。
投稿: Werder Bremen | 2008年2月23日 (土) 22時19分
だいさく様、水瀬ケンイチ様、あまはら様、Werder Bremen様
皆様コメントありがとうございます。
実は私も貸株サービスは使ってません。
二つの理由があります。
(1)分別管理外となるため、危険感が伴う。証券会社と心中する気はさらさらない。トラックバックいただいた、のらFPさんのブログや、Werder Bremenさんがご指摘されている通りです。
(2)貸した株は、信用売りに回ったりします。なぜ私の買った会社の株を売るのに加担しなければいけないのでしょうか?というバイ&ホールダーとしての意地。
>Werder Bremen様
ドラマいっぱいのWerder Bremenさんです。やっぱりブログ作りませんか?
更なる、つづき、待ってますよ
投稿: NightWalker | 2008年2月23日 (土) 22時28分
>やっぱりブログ作りませんか?
無理!小生、筆不精。小生、早期退職したとは言え、理系のエンジニア。文才無し。
序に、IT音痴!理系のくせに何で?!携帯もってません、否、正確に言うと、使えません(笑)。電車に乗ってて、若い連中が携帯の、あの小さいボタン、チャカチャカ押しているの見てると、「何が楽しいんだろうね~」と思っちゃう。
ついでに、自宅のパソコン、ソフトをインストールして立ち上げるの、会社の後輩にやって貰いました(笑)。
今時、珍しい旧人類!だから、買っていた株は、零戦製造元の三菱重工とか、官営八幡製鉄所の新日鉄とか・・・、旧態然としたトローい大型株ばかり。ITベンチャー企業とかIPOとかにも目もくれず。これが幸いして、「ライブドア・ショック」に巻き込まれず、あの後も、逆に新興株から、これら大型株に資金が集まり爆上げしてくれて、生き延びたのです(笑)。自分で訳が判らないIT株には手を出さないとか言っていた▲フ■ッ●とかいう・・・・・。そんな大者には足元にも及びませんが、偏屈者という点では類似点が?
投稿: Werder Bremen | 2008年2月23日 (土) 23時07分
Werder Bremen 様
コメントありがとうございます。
拝承です。でも、
>筆不精
これは違うと思います
投稿: NightWalker | 2008年2月24日 (日) 09時42分
貸株制度ですが、これはやはりリスクをどれだけ負えるかに意義がかかっているような気がいたします。私もおれが100万単位の額になれば利用を躊躇いたしますが、現行では金連動のETF最小単元ですので……
投稿: 新幹線 | 2008年2月27日 (水) 11時25分
新幹線様
コメントありがとうございます。
貸株制度は微妙ですね。
投稿: NightWalker | 2008年2月27日 (水) 21時36分