ETF新商品が相次ぎ登場・原油価格やREITに連動
原油先物価格に連動するなど新しい上場投資信託(ETF)が今年、日本に相次いで登場する。これまで日本のETFは日本株指数に連動するタイプにほぼ限定されていたが、規制緩和で多様なETFの供給が可能になるのを受け、運用各社が投入準備を急いでいる。個人にとって投資の選択肢が増えることで、現在米国の5%にとどまる日本のETF市場も拡大に向かう見通しだ。 金融庁は昨年末に発表した「金融・資本市場競争力強化プラン」で、今年前半までにETFの品ぞろえを増やすための関連法や政省令を改正する方針を打ち出した。商品先物に直接投資するETFや、海外の株式指数や不動産投資信託(REIT)指数に連動するETFが設定可能になる。
例によって、どこが何を出すという話ではありませんが、「運用各社が投入準備を急いでいる」そうです。
日経紙面によると
- 野村アセットマネジメント「原油価格に連動するETFを投入する方向」、REITや債券価格指数連動タイプも視野。
- 大和証券投資信託委託「ETFの新商品の開発に積極的に取り組んでいく」
また、3月以降の上場規制の見直しにより、あらゆる海外ETFの日本での重複上場が可能になるそうです。あくまで可能性ですが、
- 米ステートストリート「金価格連動ETFの東証上場する方針」
- 米バークレイズ「重複上場を前向きに検討している」
とのことです。規制緩和による黒船襲来(海外ETFの重複上場)と政府の圧力で、日本の金融企業もようやく重い腰を上げざるを得ないという構図でしょうか。
やはり、海外の株式指数に連動するETFの上場が、待たれます。
私の今後の関心は、
- MSCIコクサイなどのメジャーな株式指数に連動するETFの東証上場
- 確定拠出年金専用投信並みの低コスト(信託報酬0.2%代)インデックス商品
の登場です。
消費者の意識向上が良い商品を生む!との思いから、あきらめず、取り上げていきたいと思います。
日本のインデックス商品は、だいぶ安くなったけど、まだ高い。
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