バリュー投資の本
安い時(みんなが売っている時)に買う!
バリュー投資の考え方は、長期投資家にとって重要だと思います。
私は、日本株については、アクティブファンドが主体で、さわかみファンドとT&Dアクティブバリューオープンが主力です。外国株は、バリュー型で、「これだーー!」というイマジネーションがわくファンドがなく、インデックスが主体です。
rennyさんがご指摘されていますが、リバランスについて
勝者を売り、敗者に再投資することを意味する。賢いやり方とは到底思えない。三年間の苦境を乗り切るための現金さえ手元に用意しておけば、さらに債券に投資する必要などないのではなかろうか。
と書かれています。一理ありますが、ひっかかりを感ずる人も多いかもしれません。
全米No.1投資指南役ジム・クレイマーの株式投資大作戦 でも紹介されている
- ブルもベアもそれなりに成功するが、「ピッグ」は身を滅ぼす
という言葉もあったりしますので、各人、熟考が必要かと。
いつリバランス(売却)すべきなのか?という問題とも関連しますね。
本書にはこんな言葉もあります。
多くの投資家は積極的に売買したり、ポートフォリオをいじりまわそうとするが、もしも最初に正しい選択をしているのであれば、ただじっと何もしないのが最善の行動であることが多い。
深いです。 ほっておく、ということが重要なのであります。
本書は、林康史さんと石川由美子さんのコンビで書かれた以下に続く、3冊目。本書の訳は、福重嘉徳さんですが、あとがきによると石川さんもお手伝いされているとのこと。
二年ほど前から、投資に関する考え方やスタイルについてコンパクトに述べてあるものを、シリーズというほどでもないが、似た装丁を施して出版している。
だそうです。林先生は、いい本を紹介してくれます。今後も楽しみです。
そういえば、これも林先生と石川由美子さんのコンビでは、こんな名著の訳出もありますね。
コメント
世の中には、バリュー投資、グロース投資、逆張り投資、順張り投資、アノマリー投資、チャート等本当いろんな投資本がありますよね。
でも、パッシブ投資が最も賢いと納得した瞬間に、投資本を読むのはなるべく控えることとしました。
て言っても、「やめられない」のが性(サガ)なんでしょうね。
投稿: レバレッジ君 | 2008年2月10日 (日) 13時49分
レバレッジ君様
コメントありがとうございます。
バリュー投資は長期投資という観点で相通ずるところがありますね。
投稿: NightWalker | 2008年2月11日 (月) 08時43分