資産1000億ドル超の政府系ファンド
2/23 日経新聞に、資産1000億ドル超の政府系ファンドの一覧表がありました。
世界の金融市場で影響力を高める政府系ファンドのうち、資産残高が1000億ドルを超す大型ファンドが10あることが米議会の報告でわかった。
と記事にはあります。
名称 | 資金源 | 資産 規模 |
アブダビ投資庁(UAE) | 石油 | 8,750 |
シンガポール政府投資公社 | 外貨準備 | 3,300 |
ノルウェー政府年金基金 | 石油 | 3,220 |
サウジアラビア通貨庁 | 石油 | 3,000 |
クウェート投資庁 | 石油 | 2,500 |
中国投資有限責任公司 | 外貨準備 | 2,000 |
香港金融管理局 | 外貨準備など | 1,400 |
ロシア国家安定化基金 | 石油 | 1,270 |
デマセク・ホールディングス(シンガポール) | 外貨準備など | 1,080 |
中央匯金投資公司(中国) | 外貨準備など | 1,000 |
ご覧の通り石油が目立ちます。
- 上位39ファンドのうち過半数の22は石油を資金源にしている。
- 昨秋時点で資産残高が10億ドルを上回ったのは39ファンド。資産残高の総額は3兆2390億ドル
だそうです。
最近話題の日本の政府系ファンド。外貨準備金として、すでに米国債というリスク資産に投資しているわけで、
- 米金利の利下げの底で、米国債の運用益が思わず出てしまったとき。
- 米国債の償還のとき
などが悩みどころなんでしょうか。
<ご参考エントリー>
<お詫び>
冒頭の引用元新聞名に誤記がありました。お詫びして訂正いたします。
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