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2008年1月 5日 (土)

金額でみるTOKと中央三井外国株式 インデックスファンドの信託報酬の差

 相互リンク先のrennyさんのところで発表がありました。

 さて、今回のお題。TOKの信託報酬は0.25%。中央三井外国株式インデックスファンドの信託報酬は0.84%。その差0.59%。この差が金額ではどの程度になるのか、表にしてみました。

運用資金 運用差(金額:万円)
5年 10年 20年 30年
100万円 3.5 8.7 27.0 62.7
500万円 17.6 43.7 135.1 313.6
1000万円 35.1 87.3 270.2 627.2
1500万円 52.7 131.0 405.3 940.8
2000万円 70.2 174.7 540.5 1,254.4
2500万円 87.8 218.4 675.6 1,567.9
3000万円 105.4 262.0 810.7 1,881.5

 運用利率5%で、信託報酬の分だけリターンが減少したと仮定した場合です。(TOK=5%-0.25%=4.75%。中央三井=5%-0.84%=4.16%)

 当り前のことですが、運用金額が大きいほど、運用期間が長いほど、影響の絶対額が大きくなります。いわゆる複利の力です。ざっくり言えば、上表の差が売買コスト(為替コスト+売買手数料)の差よりも大きくなる場合は、TOK有利といえます。

 人によると思いますが、投資の初期段階では身軽な投資信託を活用し、ある程度の金額になったら、ETFなどのよりローコストな運用商品に乗り換えるというやり方は、王道 と思われます。

  もう一つの注意点は、郁芳門さんにコメントいただきましたが、配当です。再投資しないと損です。上記の複利の力が逆に作用してしまいます。ファンドの場合は自動的に再投資してくれるのですが、ETFだとそうはいきません。

  この問題については、次のようにする(考える)ことでクリアできるのではないかと考えています。

  1. ドルコストで相当クラスの円建てファンドを購入
  2. 配当金が出る。(イートレードの場合、配当金はドルで出ますので、放置。次回のETF買付けの時までドル建てで運用。 円転すると為替手数料分、損します。)
  3. その分、1のファンドを余分に購入。
  4. 1のインデックスファンドがある程度たまったらETFへリレー

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 以上、よくある表ですし、何度も書いたような気もしますが.......

 これからも何度も書きたい

 と思っています(^^)。

 運用コストとは何か。長い時を経てあなたへ還元されるべきものだったかもしれないのです。もちろん、運用していただいている会社さんへの感謝の気持ちも大事にしたいと思います。その感謝の金額は「いったい、いくらぐらいが適切なのだろうか?」というお話です。

  また、以上は、私個人の見解です。実際の投資は、ご自身の判断と責任でよろしくお願いいたします。

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コメント

たとえ同じような内容であっても重要なことは何度でも書くことが必要だと、最近ブログ記事を書いていて僕も思うようになりました。

なぜなら、特定の事柄に対して、同じ質問が何度も、何度も、何度も、何度も(しつこい?笑)来るからです。
そして、自分が書いた記事をすべて把握しているのは実は自分だけであり、すべての記事を読みかつ記憶しているという人は(常連さんも含めて)殆どいないということが分かったからです。

投稿: 水瀬 ケンイチ | 2008年1月 5日 (土) 22時35分

水瀬様
 コメントありがとうございます。
 ブログは、私にとっては、日記であり、備忘録であり、酒場の話題であったり、ワタシの主張だったりするわけなんですが、お読みの皆様にとっては、雑誌であり、連続性はなく、読者の方もいろいろな方です。で、突き詰めていくと、「ま、気にしなくていいかー」と悟りの境地に(^^;)達しました。

投稿: NightWalker | 2008年1月 6日 (日) 00時29分

新年初のコメント書き込みだと思います。
本年もよろしくお願いいたします。

年初早々、度々のご紹介ありがとうございます。
コストの重要性は何度書いても書き過ぎることは無い!(なんだか英作文のお題みたいですね)
とボクも思います。
ボクも折に触れて書いていきたいと思います。

投稿: rennyです | 2008年1月 6日 (日) 08時26分

renny様
 あけましておめでとうございます。
 コストとの戦いに終わりはないようです。

投稿: NightWalker | 2008年1月 6日 (日) 10時42分

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