コモディティ市場の規模
コモディティー市場の規模は小さい。最大のWTI先物市場でも10兆~15兆円程度、金の先物市場は4兆5000億円程度でしかない。これに対し、世界の株式市場の規模は約7200兆円(うち米国約2400兆円、日本550兆円、中国390兆円)、債券市場の規模は5500兆円と言われる。
無理やり比率を計算してみます。
対象 | 規模 | 比率 |
株式 | 7200兆円 | 56.6% |
債券 | 5500兆円 | 43.2% |
原油 | 15兆円 | 0.12% |
金 | 4.5兆円 | 0.04% |
- コモディティの市場規模は、株式債券に比べて、ものすごーく、小さい。
- 株式と債券は、だいたい半分ずつくらいの比率である。
これは、いいことを知りました。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの株式債券比率 1:1 っていうのは、この辺にも根拠があるのでしょうかね~??
ところで、ご紹介した日経さんの記事。なるほど、と思いました。
コメント
これほどまでに、コモディティ市場が小さいとは驚きでした。これなら、投機マネーが流れ込んだら、すぐに沸騰してしまうわけですね。高値掴みをさせられそうで、私は敬遠しています。
投稿: エッジ | 2008年1月11日 (金) 23時20分
エッジ様
コメントありがとうございます。
コモディティ関連投資には、大きく、以下の3つの考え方があるのではないでしょうか?
(1)「価格」の取引に投資
(2)「実物」に投資
(3)「商品」を取り扱う企業に投資
おそらく(1)が小さいんだと思います。確かにこの市場は小さいですが、もっと大きな実物経済が背景にあるから問題ないとも考えられます。しかし、現在のように投機資金やよもや長期投資資金が先物市場にオーバーシュートして入っているんだとするといかがなものか、と。世の中きれいごとばかりではない、儲けてナンボと言ってしまえばそれまでですが。
私の個人的な考えは、(3)です。商品価格の上昇(あるいは下降でさえ)は、長期的には、企業収益(=株価)に収束していくはずだ、と考えております。数値的根拠や保証はありません(^^;)。
投稿: NightWalker | 2008年1月12日 (土) 07時31分