1950-2008 日経平均期間収益率の変動
1950-2008の日経平均のデータを使って、期間収益率の変動を計算してみました。
5年~50年の期間収益(年次複利リターン)のばらつき。インフレ調整はしていません。
- | 5年 | 10年 | 15年 | 20年 |
平均 | 8.71% | 8.30% | 8.27% | 8.94% |
min | ▲14.63% | ▲9.36% | ▲8.03% | ▲2.23% |
max | 33.10% | 29.84% | 19.19% | 17.66% |
- | 25年 | 30年 | 40年 | 50年 |
平均 | 9.10% | 9.09% | 8.50% | 7.92% |
min | 1.40% | 1.42% | 4.06% | 5.98% |
max | 17.18% | 15.71% | 16.17% | 11.30% |
収益率が平均回帰しているのがわかります。
繰り返しになりますが、インフレ調整していないシロート計算です。インフレ分、 実質リターンは上記より低くなります。
興味がわくのは、1987-1991(最高値1989/12終値 38915.87)のバブル期から25年を迎える2012ごろ以降、日本株の25年収益がプラスになるのか?です。あと4年です。
無理?
<与太話コーナー>
シーゲル先生の本(株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす)では、「成長の罠」、GDP成長率と株式リターンの逆相関関係を指摘されています。成長率が低くたって、日本の株が上がらないとは言えません。 必要なのはサプライサイドから見れば上場企業の利益の総量です。
この辺から、与太話度が上がります(^^;)。日本の資本主義は、石器時代とか江戸時代とか揶揄されたりすることも多いのですが、その分、近代化の余地があるとも考えられます(^^;)。証券化できる物件が、まだまだあると見る方もいらっしゃるかも。世代交代がプラスに作用する可能性もあります。意外な未上場企業が上場するとか、団塊世代のリタイヤに伴う小企業の廃業によりその分の経済活動分(利益)が上場企業へシフトする構図とかとか。
セブン&アイ・ホールディングス子会社のセブン銀行は、2月末をメドにジャスダック証券取引所に株式を上場する方針を固めた。上場後の時価総額は中堅地方銀行並みの2000億―3000億円となる見込み。2000年以降に設立した異業種からの新規参入銀行が単独で上場するのは初めて。
日本の未来。どうなるか、さっぱり、わかりません。 ですが、想像するのは楽しいです。
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