お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践
この本は、オトナの投資読本ですね。良書です。おススメします。
きわめて論理的な文章、論旨の中に、少々「毒のようなもの」も含まれてます。なにしろ、オトナなんで。もちろん、だからこそ、面白い本だと思います。
私の気づいたキーワードをあげておきます。先にご紹介させていただいたブログのエントリーでもご指摘されていますね。
- ワークライフバランス
- ところどころ二分法で説明してたりする。
- 不動産(住宅)が結構長い P94~
- 竹川美奈子さん P112
- 資本主義の功罪とSRIファンド
この本の趣旨である、「金融リテラシーの基本と実践」という点からは、うーん、ちょっとなー、という表現が含まれていたりします。気になる場合は、無視するという手もありますが.....
なぜに含まれているのか、想像してみるのも楽しいかもしれません。
たとえば、rennyさんもご指摘されていますが、P112
投資信託は、日本では「投資信託にだまされるな!本当に正しい投信の使い方
」(竹川美奈子、ダイヤモンド社、2007年)が、ベストセラーになって読まれているくらい、一般の人の間では良い印象がないようです。
なぜ、わざわざ、引き合いに出したのだろう、太字のところはいらないように思いますが........(^^;)。
これは、著者の「可愛げ」の発露である、と私は、勝手に判断いたします。(個人的な主観です。誤解ありませんよう。)
........................
また、この本のp159-160に「金融でしっかり儲ける方法の基本5原則」というのがありましたが、
第3原則 ただ飯はない
というのが、(あえて入っている点が)気に入りました。
ずっと儲かる投資法や投資先はない、と。これまた、肝に銘じておきたいと思います。
ところで、勝間さんは、政治家としての高い資質を備えた人だと思います。
- 自信に満ち溢れている感じがする(もちろん、ご努力に裏付けられた叡智から来るものと思います)
- 物ごとの本質を簡単な言葉で言い当てる。(「決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール
」でも「会計操作」などについて、わかりやすく、ずばずば、痛快に、ご説明されていましたね。)
フリーになったのも最近のようですし、今後のご活躍が楽しみです。
読んでませんが、こんな本もお書きになっているようです。
コメント
思い当たる事があり投稿します(笑)。ズバリ、○井▲友□行吹×支店(大阪府内)での出来事です。契約している独立系FPから、「銀行に近付くときは注意してください!奴らは手数料稼ぎに血眼になって、近寄る客に投信を無差別に押し売りしますから」とアドバイスを受けていました。フムフム。察しはついていました。ヘルメット着用、携帯式対戦車バズーカ砲、手榴弾、AK-47等で武装し、満期の定期800万円を引き出しに行きました。窓口で書類に記入、捺印しようとしていたところ、女性行員の後ろから出たー!!!ゾンビ(笑)。中年の品の良さそうな紳士(支店長?次長?部長?)が、不気味な笑みを浮かべながら名刺を渡そうとするので、小生、手を振って「要らない」のゼスチャーを。続いて、小生の激しい応戦が始まります。株式売買取引報告書を見せながら、「東レって三井グループやろ。住友大阪セメント、住友ゴムは住友財閥系だよな。コマツ、これは住友銀行がメーンバンクやね。こいつら、最低2倍超、最大8倍で売って儲けさせて貰いましたわ。何でこんなことなったんやろうな~?銀行さん、あんたら株も不動産も不良債権処理で大赤字火達磨。公的資金注入。国民の血税で運転資金確保に四苦八苦。背に腹は代えられぬ。身内、仲間を裏切って持合い解消の売り!汚ねよなー、酷いことするよなー。あんたら銀行が投げ売りした株が安いとき、シコタマ拾ってましたわ。銀行がボロボロになったところで襲いかかる!これがワテの資産運用方法ですわ。」
その紳士は、苦虫を潰した渋い表情で、スゴスゴと退散しました。皆様におかれましても、銀行に近付くときは、重武装(バルカン砲、迫撃砲、火炎放射器、火炎瓶等々、所有している武器は何でも携帯)で!くれぐれもお気をつけて!!
投稿: Werder Bremen | 2007年12月13日 (木) 12時05分
Werder Bremen 様
体験談ありがとうございます。
みなさんへ
上記は、いうまでもなく、Werder Bremen さん一流のしゃれですので、対抗する場合も、なにとぞ法令遵守でお願いいたします(^^;)。
投稿: NightWalker | 2007年12月13日 (木) 21時43分
Werder Bremen さんに座布団100枚!(爆)
投稿: トド | 2007年12月13日 (木) 23時07分