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2007年12月26日 (水)

確定拠出年金 250万人1兆2500億円

 相互リンク先の水瀬さんのところで、FXが盛り上がっています。

 さて、確定拠出年金が伸びているそうです。

確定拠出年金(日本版401k)専用の投資信託の残高が拡大している。11月末現在の残高合計(QUICK・QBR調べ)は1兆2500億円と昨年末に比べ2割強増えた。加入者数が250万人余りに増えたほか、新しい投信の設定が相次いでいることも追い風になった。

 これがどの程度か....というと。

  • 1兆2500億円/250万人 = 50万円/人

 うーん。

 労働者の人数を約5000万人とすると

  • 250万人/5000万人 =5%

 うーん、うーん。

 運用する側(私たち)も、させる側(政府や制度や企業)も、発展途上にあるようです(^^;)。逆にいえば、まだ伸びる余地がある、とも言えます(く、苦しい)。

 米国では、確定拠出年金(401K)により投信残高が増え(手数料率も下がり)、米国株自体も底支えしているとのご意見を聞いたことがあります。一方、これは諸刃の剣、ベビーブーマー世代のリタイヤで厳しい状況になるというご意見も聞きました。

 しかし、我が国は、そんな心配をする以前に思えます。

 対象者の範囲や金額を増やす。あるいは積立期間が不足する人への優遇措置。などなど、ご配慮いただけないものでしょうかね~。今の100倍くらいの残高(^^;)は欲しいところなんですけど。

 自己責任なしでシッカリと運用してくれる安心の年金制度があったはずなのですが、何やら厳しい昨今の議論。一方で改革進まぬ確定拠出年金制度。

 結局、税金が絡むということなんでしょうか。

 ただでさえ、問題点後ろ送り体質の象徴ともいえる「暫定」という言葉だらけの現行税制。恒久性の低い制度で未来を描くのは結構つらいです。

 「遅々として進まない年金改革」と「あっという間に年をとる自分」のギャップに悩む一国民のボヤキ....ボヤいてもしょうがないので、淡々と投資に励む日々(毎月か?)でした。

 ところで、FXで年金向け資産形成は....無理(^^;)、というか、できるようになったとしても使わないと思います。

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コメント

ファイナンシャルインディペンデンスを達成して、昨年、早期退職しましたが、小生の元勤務先も06年06月から企業型DCを導入しました。確定拠出年金(DC)4割、確定給付年金6割になってました。ところで、労働組合の説明では、「運用利回り2.5%で今までの確定給付年金10割の場合と同等になる。この目標利回りは達成十分可能」とのことでしたが、職場のまわりの同僚は投資などやったことないから怖いと言って、運用メニューの中の定期預金にしていたのが結構いました。0.5%とかの。どうなるんでしょうね?投資教育とか今頃、やっているのかな?金融リテラシーも問題!ところで、開始最初の月だけ、20万円強、拠出されましたが、その後、掛け金1.7万円/月でしたから、拠出額は少なすぎますね。拠出額をもっと増やさないと将来の年金が不足することが問題視されていますよね。退職したとき(昨年11月時点)、退職金の一部、百万円強が強制的(?)に企業型DCに振り込まれて、個人型DCに移管するとき、運用残高が145万円程に増えていました。特別法人税1.1%強の凍結解除は心配の種ですが、個人型DCの場合は、掛け金が6.8万円/月まで増額できるのでフルに投入しています。投信を購入する資金が全額、所得控除の対象になる。つまり節税。証券、銀行で一般購入してこんな扱いは無い!また、将来の運用益は、退職金又は年金扱いで節税。一般購入した投信の運用益は勿論、課税対象。こんなお得な制度はフルに利用せんとね。
ところで水瀬さんやPALCOMさんのブログで話題のFX、この節税の話とは逆で重税!雑所得で累進課税(↓)?
http://special.msn.co.jp/money/winterbonus2007/savings_p2.html
http://ameblo.jp/orfeodor/entry-10056796478.html
更に重税から逃れるため、脱税事件の摘発も後を絶ちませんな、ホント(笑)!
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/071226/crm0712260759000-n1.htm

投稿: Werder Bremen | 2007年12月27日 (木) 00時04分

Werder Bremen様
 実体験に基づく貴重な情報ありがとうございます。
>特別法人税1.1%強の凍結解除
 長期運用を前提としたシステムに、暫定、とか、凍結は、本来ありえないですよね。民間の金融機関のやっているキャンペーンじゃないんですから。自分の代で決定したわけではありませんと。いわゆる無責任体質から来るものでしょうか。
 この優遇税制は、断固として、拡大、キープしてもらえるよう、戦い抜くしかありませんね。

投稿: NightWalker | 2007年12月28日 (金) 08時42分

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