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2007年12月16日 (日)

内藤忍さんの新刊2冊(1) マネックスお金のゼミナール

  長期資産運用、おススメの1冊である『内藤忍の資産設計塾 実践編 ―自分も資産も成長する新・資産三分法』で、おなじみの内藤忍さん(ブログはここ)の近著2冊を読む機会を得ました。

   この2冊です。

1.マネックス お金のゼミナール

  この本は、朝日新聞を購読している方なら、ご存知かと思うのですが、同紙にときどき、大きく掲載されていた連載広告を大幅加筆修正して、内藤忍さん×松本大さんのカラー写真付き特別対談もくっつけて、ついでに言うなら期末テストもくっつけて、1冊の本にしたという力作です。

  この1~2年、投資初心者向けの本がたくさん出て、かつ、売れているようです。時代の風を、感じるわけですが、その一方で、読み手となる読者層には、いろいろな方がいらっしゃいます。本書は、かなり広い年齢層、その他の層を狙っていると感じましたし、成功していると思います。

 そのせいなのか、本書は、

 どこから読んでも大丈夫

 という構成に工夫されています。

  評価したいと思うのは、マネックスという「売れてナンボ」の証券会社さん、しかも上場企業さん、というポジションを乗り越えて、実に公正な内容になっていることです。マネックスさんの企業理念の高さや良心をヒシヒシと感じます。

   本書では、投資の3原則の中に、分散、長期投資、感情のコントロールなどの要素に加え、

コストにも注意を払うべし!

  と書かれています。  

  一般に、ローコスト商品→儲からない→証券会社さんは取り扱いたがらない。という図式があります。でも、そうではないと思うのです。

  コストが低く、一生付き合える可能性の高いベーシックな商品を用意することで、一般投資家の「呼び水」になるはずなんです。MRFが銀行預金に比べて、若干有利だったことで、誘い文句を書けたように。(最近は、住信SBIネット銀行にて「イートレ専用預金」という新パターンが出てしまいましたが)

  1. まずは口座開設
  2. 次にMRFで入金
  3. そして、長期保有しても良いと思える世界水準のローコストのインデックス商品
  4. 最後に、コストは、ちょっとかかるけど、お楽しみ投資

 という流れです。

 ブローカーイメージが炸裂しがちなネット証券の中において、マネックス証券さんは長く付き合える良いイメージを獲得することに成功した会社さんです。私は、個人的にそう感じています。いや、マネックスファンなんですよ、ほんと(^^)。

 とよぴ~さんから、コメントいただきました。

マネックス証券のケータイからなら手数料100円・・・そして貸株の夢が・・いつかは叶いますかね?

 マネックス資産設計ファンドに続いて、がんがん、行ってほしいですね。 夢をかなえてください。期待しています。

 キーは、世界とコストで戦えるベーシックな商品なんです。

(「内藤忍の資産設計手帳のすすめ」編へ、続きます)

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