東証 海外ETF上場解禁
11/6 日経新聞に「海外ETF上場解禁」と題した囲み記事がありました。
東京証券取引所は一日から海外市場で取引されているETF(指数連動型上場投資信託)の上場ルールを整え、上場申請の受付を始めた。
<ご参考エントリー>
記事は、3つのQ&Aでまとめられています。
Q.海外ETFとは。
A.(長いので引用省略)
Q.東証上場による投資家の利点は。
A.(短かったけど引用省略)
この辺は、耳にたこと思われるので省略させていただきます(^^;)。悪しからずお許しください。
さて、取り上げたいのは最後の質問です。
Q.海外市場の指数に連動するなら、国内での価格はどうして決まるのか。
なんでだろう(^^;)。
A.米国ETFなら米国での価格を参考に取引されるが、取引時間が違うため、価格がかい離することもありうる。ただ、割安な方を買って割高な方を売る裁定が働きやすく、価格が離れたままとなる可能性は低い。
なるほど!
たとえば、
- 上場した海外ETFが、東京で人気爆発。東京市場では価格上昇。
- ところが、米国では「ニッポンジン、何考えてるんだ?」とばかりに割高と判断され売られる。価格下落。
このように乖離してしまった場合、米国で買って日本で売れば儲かるので、そうする市場参加者が出てきます。しかし、この結果、逆に日本での価格は下がる方向、米国での価格は上がる方向に作用し、やがて収束すると。
渡辺金融相も、「東京市場は品ぞろえが手薄。ETFも何種類かしかない。100種類200種類あっていい。資産運用の多様化が必要。」と述べておられます。
もう、どこか申請したのかな?
どんどん申請しないと金融相に怒られちゃいますよ~(^^;)?
コメント
こんばんは。
サーフィンしてたらたどり着きました^^
日経新聞を読むのは重要ですね。
投稿: 株太郎 | 2007年11月 7日 (水) 23時22分
株太郎さん
コメントありがとうございます。
よろしかったら、またお越しください。
投稿: NightWalker | 2007年11月 8日 (木) 21時33分
前から疑問に思っていること。
ETF では裁定が働くので、価格の乖離は抑えられるという説明は、一応納得。そのとき、裁定者には利得が得られるのだから、残りの(裁定に加わらなかった)保有者は、相対的には損をしている、と考えるのは、妥当なのでしょうか。
さらに、前段で損をしているとしたら、その損失額は、インデックスファンドの手数料と比べて有利なんでしょうか。
といったようなことを、最近つらつらと考えて、答えが出ていません。いかがですか?
投稿: Akamegane | 2007年11月 9日 (金) 01時51分
Akameganeさん
裁定(マーケット)は、結果的に利得を売る人間と損失を被る人間がいないとなりたちません。
そしてアクティブに裁定してくれる人がいないとインデックスは成り立ちません。
ご質問は、アクティブファンド(または個人の現物買い又は信用売り)とインデックスファンドのどちらがいいか?という内容に思えますが、私の理解不足でしょうか?
ご自身にインデックス以上の成績を残せるアクティブファンド(または個人の現物買い又は信用売り)を見付ける事ができれば、インデックスは不利です。
マーケットに身をまかせて結果的には平均値(インデックス)の損得でいいよというのがインデックス投資家です。
どちらが正しいかは、誰も分かりません。
このブログの右側にお薦めの本が紹介されていますよ。
上から3冊読むと、Akameganeさんのお悩みがスッキリ!すると思います。
投稿: とりさん | 2007年11月 9日 (金) 20時02分
皆様コメントありがとうございます。
>Akamegane様
私も専門家ではないので良くわからないのですが、いちシロートの意見として、お聞きください。
>妥当なのでしょうか
ゼロサムゲームというわけで、ミクロな取引レベルでは、得をした人と損をした人に分かれると思います。
>その損失額
裁定の振れ幅によりますので一概にはわからないのではないでしょうか。効率性の高い市場であれば、相対的に小さいはずです。
また、長期保有の場合は、購入時の瞬間的な裁定損は長期リターンの中で吸収されるのでは?ひょっとしたら、購入時、運良く(2分の1の確率?)得をする側に回っている可能性もあります。自分の買ったタイミングは、裁定取引のドンパチで得をした瞬間かもしれない。いや、そうに違いない!と、自分に都合よく考えてみたりもします(^^;)。
以上、まったく保証はできませんが、ご参考です。
>とりさん様
フォローありがとうございます。
本の紹介まで、すみません(^^)。
投稿: NightWalker | 2007年11月10日 (土) 10時28分