原油 投機要因 40-50ドル?
本日の日経に
- 原油高、余剰マネー主導
という記事がありました。
この中の「原油 投機要因 40-50ドル」という記事。
- 油田の生産コストは、サウジなど中東の既存の大規模油田で1バレル 3-8ドルといわれる。
- メキシコ湾の深海油田やサハリン沖など気象条件の厳しい地域の新規油田でも30ドルを超えるケースは少ない。
現在の原油相場は生産コストと無関係に形成されている
そして、90ドルを超える原油価格のうち、
- 40-50ドルが投機資金の流入による押し上げ
- 中国、インドなどの需要増などの実需要因による上昇は10-20ドル
との見方が多いとのこと。
中東の地政学リスクなども現状では投機資金の買い材料になっているにすぎない。原油が金融商品化した結果と言える。
また、投機によって相場が実際の価値とかけ離れた動きとなるのは、為替なんかも同じで、プラザ合意のときに1ドル240円台から120円台に急騰したことなんかも投機的な円買いの結果だった、とも。
ガソリンの値上がりで、目を丸くしている方も多いのではないでしょうか。勘弁してよという感じです。ただ、生活習慣病に侵されつつある私としては、その分、車に乗らず、
歩く!
ことをおススメしておきます。
とりあえず! 月10リッター分くらいは、余分に歩きましょう。(あ、燃費のいい車だと、きついかも(^^;))
しかし、欧米株式市場→原油先物市場の行き過ぎた流れについては、
カムバーーーック!
というしかありません。
こちらは、とりあえず!...お祈りです。
コメント
先日、仕事で冬に向けて灯油の価格の見積書を業者に発行してもらったのですが、価格高騰について「中東情勢逼迫云々」と的外れな事を書いていたので、説教をしたい衝動に駆られたのですが、やめておきました。
尋常ではない金融緩和と利下げの相乗効果ですが、今後私が言うまでも無くFRBは極めてデリケートな市場操作をしなくてはならない状況で、見物だと思います。80年代の日本じゃないですが、担保の実体がないのに無理にマーケットを支えるようなことをしていたら、何かしら反動が来ると見ています。中期的なゼロサムゲームなんて真っ平ごめんなんですけどね。
投稿: 柑橘の国人 | 2007年11月 2日 (金) 19時40分
柑橘の国人様
コメントありがとうございます。
>何かしら反動
可能性は否定できません。
ゆえに分散投資なので、あとはどう配分するかです。
投稿: NightWalker | 2007年11月 3日 (土) 07時13分