日経ビジネス 2007.11.12号 IT好循環、金融ショックで止まる
日経ビジネス 2007.11.12号 に 三菱UFJ証券チーフエコノミストの水野和夫さんによる「IT好循環、金融ショックで止まる」というコラムがありました。
水野さんによると、現在、
- 短期循環 実物経済上昇(IT循環上昇期)
- 長期循環 金融経済下押し(過剰債務調整圧力)
両者のせめぎあいにあるそうです。
というか、下に押されっぱなしです...(^^;)。
- サブプライムショックで米国への証券投資は急減。膨大な経常赤字とのギャップは2050億ドルに達した。
- 米国は資産価格対策で、インフレ懸念はあるものの利下げ。債券投資での流入は望めない。
- 赤字分を埋め合わせるため、米国銀行は外国(米国以外)から資金調達。
- 今後FRBの利下げは、大幅となる可能性大。
など、状況は複雑です。
米経常赤字を上回る資本流入が世界の信用膨張メカニズムの核心であったが、2007年7~9月期に崩れた。
と、水野さんはご指摘されています。
なるほど。
下記、エントリーで、ちらっと個人的意見を書きましたが、やはり、米国比率は、今後、重要な視点ですね。今は、転換期なのかもしれませんし、そうではないかもしれません。
世界市場に未来の想定比率で投資したいわけなんですが、わからないんだなあ。
英ポンド→米ドル→ユーロ?不確実性の時代到来?どっこい米ドル?まさかの円?いっぱい言っておけばどれか当たる(^^;)。
ところで、本日暴落。その上り坂、下り坂、まさかのこの国の政界財界トップの方は.....
日本のファンダメンタルズは良いとの見解だけは一致しているようです。
コメント