サウジの年金庁と不動産投資
不動産系は下がってます。J-REITのファンドを見てみると....
なんか 「壊れ相場」という感じなんです。「さようなら~」というか。しかし、私、今更ながら、J-REITの投資を現在検討中です(おいおい)。
そんな今日この頃、サウジの年金庁の方が、不動産投資を考えていらっしゃることを知りました。
サウジアラビア公的年金庁のムハンマド・カラシ総裁は首都リヤドで日本経済新聞記者と会い、日米欧の国債中心だった投資方針を変更し、不動産投資を始める考えを示した。まず国内で100億ドル(約1兆1000億円)前後を投じた後、先進国を中心に国外の不動産に投資する方針。原油高を受けて年金基金の資産の増加が見込めるとして、一定のリスクを取りながら高利回りを求める構えだ。
日本に投資してくれるかはわかりませんが、アラブのみなさん、あなたしか買う人いませんって感じの昨今の市場です。よろしくお願いします。
一定のリスクをとりながら高利回りを求める....
与謝野馨官房長官は7日午後の記者会見で、外貨準備の運用について「一山当てようとか、世界の平均利回りよりも余計獲得しようとなると失敗する。国の資産なので慎重にも慎重に運用する必要がある」と述べ、主に米国債で運用する現行手法を見直すことに慎重姿勢を示した。
.....別に一山当てようかっていうんじゃなくてですね、健全な分散をですね.....ま、いいか、実態よく知らないし、考えてくれているんでしょう。まあ、理由には、米国債を売ると米国が怒る!みたいな政治的な配慮、思惑も含まれている気がします。
(注)REITへの投資は、その市場規模等から、積極的な投資はおススメは致しません。おススメしない投資を私がやっていたりますが、それは、自己責任ということで...(^^;)。
コメント
私も日本REITの他、世界REITへの投資をして、現在結構なマイナスになっています。
分散投資の観点から、不動産系は5%くらいは組み込むべきと判断し、それをしてきたのですが、現在投資しているファンドのうち、最もマイナス度が高いファンドが世界REITのファンドです。
とはいえ、日本・世界ともにだいぶ前から「バブルの傾向があり、調整局面が到来する」ということはいわれていたので、これはまだ許容範囲といえる所なんですが。今後も比率を守りつつ、私もまたREITの組みいれを少しずつしていきたいと思います。(商品系よりは富を生む資産なだけマシだと感じています)
投稿: 新幹線 | 2007年9月 9日 (日) 21時39分
サウジって年金もある事に驚いてしまいました。
ちょっとググったら働かなくても30万程度のこずかいが支給されて、以下のような優遇もされるそうです。
・税金は当然なし
・大学までの教育費、医療費、社会福祉費が無料。
・住宅も無償提供。
・国立大学や職業訓練場では毎月小づかいが出る。
・電気代、ガス代も補助金が国から出る。
その上年金もしっかり運用されてるんですね。
(お金に関しては)うらやましい限りです。
投稿: 道産子 | 2007年9月 9日 (日) 23時20分
このチャートで見ると、なかなかのジェットコースターぶりです。
内藤本によると、日本REITクラス(2001~2005)の標準偏差は9.3%でミドルリスクっぽい数字でしたが、対象期間が5年程度と短すぎるので怪しいとは思っていました。
この大幅上昇と大幅下落の期間を加味するとどうなるか、見てみたいところです。
僕は不動産クラスには投資していませんが、ホルダーのかたは複雑でしょうね。
投稿: 水瀬 ケンイチ | 2007年9月 9日 (日) 23時27分
皆様コメントありがとうございます。
>新幹線様
ご自身のご判断ということになりますが、年に1回程度の配分見直し時に検討されるのも一案かと。
>道産子様
オイル・マネーすごいですね。資源のない日本は、知恵を出すしかありませんね。
>水瀬様
>ホルダーのかたは複雑
この半年で参入した人と、1年以上前に買った人(おそらく、まだ、かなりのプラスリターン)で明暗が分かれているのでは?
投稿: NightWalker | 2007年9月10日 (月) 11時16分
そういえば、何年か前に某総理が米国債を売る云々とブラフかけたつもりが、市場が真に受けて動揺してしまったことがあったような、なかったような。
J-REITには過去1年間手を出していないので、相場が壊れようが他人事ですが、株にしろ何にしろ、短期間で急伸した相場にまとまった金額を投じるのは愚の骨頂だと思います。日本人的寄らば大樹思考は、奈落への片道切符と言えましょう。
丁度、タイムリーなことに、先程NHKでオイルマネーをどうやって呼び込むかという特集やってましたね。投資機関も当然のように国営で、その名もアブダビ投資庁@資産額は日本円にして100兆円超だとか。アラブの方々の気質は、アングロサクソンや華僑などと比べれば日本人と相性が良いと思われるので、ここは三○物産など商社、財界の皆様には是非投資資金呼び込むよう踏ん張って頂きたいと思います。
多分、各国中央銀行の資金投下が効果なしとなれば、早晩、米国は追加で利下げに踏み切るはず。そうなれば、円高&株安で東京は一時酷いことになるでしょうが、長い目で見れば、千載一遇のチャンスとなるはず。是非オイルマネーカモンですね。…すいません、今日も長く書いてしまいました。
投稿: 柑橘の国人 | 2007年9月10日 (月) 20時23分
柑橘の国人様
コメントありがとうございます。
>米国債を売る云々とブラフ
これをやると、発言した要人は、エライ目にあうみたいですね。おじさん雑誌の噂レベルの話ですが。
>J-REITには過去1年間手を出していない
私も出してません。海外REITファンドは2年以上前に買ったのを保有してたりします。
>まとまった金額を投じるのは愚の骨頂
その通りですね。
>先程NHKでオイルマネー
その番組、私も見ました。
日本との租税条約(二重課税)などに触れ、「日本は投資して欲しいのか」とおっしゃる要人の発言に重みを感じました。というか番組制作サイドが、言ってほしかったというか。
>千載一遇のチャンスとなるはず
そう思って、ハイエナのように見守ってます。これまたNHKの「ダーウィンが来た!」(第69回:「http://www.nhk.or.jp/darwin/program/program069.html" target="_parent">ハイエナ女王 サバンナの掟(おきて)」)の影響?
>今日も長く書いて
いえいえ、ありがとうございます。対抗して、いつもより長く書いてみました(^^;)。
柑橘の国人さんもブログをおやりになっては?
投稿: NightWalker | 2007年9月10日 (月) 21時37分