暴風相場における人気ファンドたちの夏 2007/6末~2007/9末
水瀬さんが、楽天証券さんに突撃取材を敢行されるそうです。
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. さて、この夏は、サブプライムに始まり、サブプライムに.....................まだ、終わってませんが、人気ファンドの6月末から9月末のパフォーマンスを調べてみました。
騰落率順にならんでます。 なお、人気ファンドは独断と偏見によります。
比較 | 基準価額 | 騰落率 | |
6月末 | 9月末 | ||
中央三井外国債券インデックス ファンド |
17,322 | 17,208 | -0.66% |
セゾン・バンガード・グローバル バランスファンド |
10,735 | 10,490 | -2.28% |
中央三井外国株式インデックス ファンド |
15,744 | 15,158 | -3.72% |
マネックス資産設計ファンド |
10,351 | 9,939 | -3.98% |
セゾン資産形成の達人ファンド | 10,317 | 9,869 | -4.34% |
さわかみ | 20,027 | 18,832 | -5.97% |
円ドルレート(参考) | 123.14 | 114.79 | -6.78% |
インデックスTSP | 9,057 | 8,284 | -8.53% |
- 円ドルレート、大幅円高。
- にもかかわらず、外国債券クラス堅調。
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは、外国株式と外国債券を足して2で割ったパフォーマンス。((-0.66%)+(-3.72%))/2 = -2.19% ≒ -2.28%)
- マネックス資産設計ファンド、セゾン資産形成の達人ファンドは、中庸?
- 日本株、ダメダメ。
- しかし、さわかみファンドぎりぎりのところ?で踏んばる。
といったところです。
ちなみに、私のポートフォリオの直近3カ月のパフォーマンスは、ポートフォリオ全体では-1.8%という結果でした。(下記ソフトの自動計算値による)
このソフト、年に一回、秋になると、律儀なまでに、新版が出ます。また出ます。(Microsoftのサイト)
オンラインサービスの有効期限が2年なので、株価や投信基準価額の自動更新サービスを受け続けるには、2年に1回は更新しないといけないのが欠点です。アップグレード料金6,800円(インプレス)÷24か月=283円/月。手動でデータ更新をする分には、一生使えるようです。
このデータ更新機能、海外ETFなどの外貨資産にも、ばっちり対応してます。公称20分遅れで、為替と価格を反映してくれます。
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ところで、サブプライム。
グリーンスパン前米連邦準備理事会(FRB)議長は日本経済新聞社と会見し、米経済の先行きについて「今後、住宅価格が押し下げられ、(資産価値の目減りにより)個人消費は減速するだろう」と指摘した。信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)市場の崩壊による実体経済への悪影響はこれから本格化するとの見方を示した。前議長は今年3月時点で米国が景気後退に陥る可能性が3分の1あるとしていたが、状況の悪化を受け、その可能性がさらに高まったと見ていることを明らかにした。
また、不況? お仕事、厳しくなっちゃうのかなあ。やだなあ。大きく不況にならない=ソフトランディングの可能性の方を 信じておくことにします。
株価がどうなるか誰にもわからないということは、言うまでもありません。念のため。
コメント
98年のロシア危機辺りの再来を感じる出来事のようにも見えますね。「値がどれだけ深いか分からない」という不安性は、当分市場を支配するでしょう。
nightwalkerさんのおっしゃるとおり、それが上昇・下降にどのようにつながるかは予想できないわけですが。やはり常に相場にいる必要性があると実感させられます(9月の世界株の上昇を見ると、なおさら)。
投稿: 新幹線 | 2007年9月30日 (日) 19時49分
早速の比較ありがとうございます。本当に意外なくらい外債が堅調ですね。ユーロが高止まりしているせいでしょうか。此処3ヶ月-1.8%ですか。当方は正確に計算していませんが、-2%は越しています(-2.6%ぐらいか)。
国内の経済アナリストの言うことであれば、話半分で聞き流すのですが、あの御老人の言うこととなると、やはり用心せねばなりませんね。万が一、米国が本格的なリセッション入る事になれば、この環境下では外需依存経済である我が国は、物価高、景気後退と業界用語で言うところのスタグフレーションに陥る危険性が…。
投稿: 柑橘の国人 | 2007年9月30日 (日) 21時33分
皆様コメントありがとうございます。
>新幹線様
>98年のロシア危機
であれば、われわれが心配しても仕方ありません。金融のプロにお任せしましょう(^^)。
>常に相場にいる必要性
私は、あると思います。その上で、ピンチに際し、どう動じないか?何を備えるか?考えておくべし、と。
仕事もそうなんですけどね(^^;)。
>柑橘の国人様
>此処3ヶ月-1.8%
日本債券部分含んじゃってますから(^^;)。
>米国が本格的なリセッション入る
かつて、Japan asNo.1 と称され、時価総額で米国を抜かした(記憶違いであればごめんなさい)日本が、地に落ちた90年代、ちゃっかり、他の国は大発展しました。米国株が21世紀になって上がったり下がったりしているうちに新興諸国は大発展中。金は天下の回りもの。必ずしも、米国の没落が世界経済の没落にはつながらないかも、などと気休めに夢想してみたりもします。
>スタグフレーション
上記とは矛盾しますが、内心、危険性があると思ってます。そうだとしても一時的なものに収まってほしいと願います。投資以前に生活苦になりますんで。
それこそ、日銀の金利制御と政府の適切な税金制御(減税)策にかかってます。その時が、万が一来てしまったら、当局にはスピーディーな判断をしてほしいものです。
投稿: NightWalker | 2007年9月30日 (日) 23時50分
はじめまして。いつもブログを拝見し、参考にさせていただいています。私は国内外の株式、債券、不動産のインデックスファンドとETFで資産運用を行っていますが、資産額などの管理がなかなかうまくできていません。ナイトウォーカーさんはマイクロソフトマネーを使って管理をしているとのことですが、このソフトは資産管理におすすめでしょうか? また、このソフトは海外ETFや外貨MMFの管理もうまくできるのでしょうか? ぜひご教示願います。
投稿: あかとし | 2007年10月 2日 (火) 19時38分
あかとし様
コメントありがとうございます。
>このソフトは資産管理におすすめでしょうか?
論より証拠。マイクロソフト社のサイトに、体験版がありますのでお試しになってはいかがでしょうか。
http://www.microsoft.com/japan/money/trial.mspx
投稿: NightWalker | 2007年10月 2日 (火) 20時01分