ヤマザキさん、ちょっと変わった?
皆様おなじみ、山崎元さんのエントリーです。
FPさん向けの講演でのお話です。
- 外国資産運用をするなら、海外のETFを使うと、まずまずローコストで分散投資の意味のある運用ができる
- 「こうした方がいいよ」という話もある程度入れた。
ご本人の弁によると「ダメ出しばかりの話をしたわけではありません」とのことです(^^)。「まずまず」とか「ある程度」とかいう言い方が、好きです。爆笑してしまいました。
去年までは、個人向け国債と日本個別株以外だめ!、世の中ダメ商品ばっかしという話が多かったように記憶しています。山崎元さんファンの私としては、昨年は、非常に後ろめた~い気持ちで海外株式ファンドを買っておりました。しかし、ここにきて、非常に微妙ですが、変化を感じました。
海外ETFを、微妙なニュアンスを感ずるものの(^^)、おススメされているようです。(というか、否定していないというべきか....)
正直、うれしいです(爆)。
また、ご紹介したエントリーでは、FPと顧客の当面の「好ましい関係像」についても述べておられ、興味深いところです。
FPさんの話については、下記サイトにも記事を書いておられます。
- 「安い報酬でアドバイスするFPさんが、証券仲介業の手数料をとることを責めるのは酷だ」
- いいアドバイスを受けたければ、「高めの相談料をきっちり払って、相談にのってもらうことだ」
うーむ、正論です。非常に暖かい、FPさんへのエールであります。
勉強になりました。
コメント
山崎氏が海外ETFを推奨するのは、単純に、所属する証券会社の海外ETFを売りたいという強い意向が働いているだけではないでしょうか。
氏がTOPIX-ETFで懸念している浮動株化は、そのまま海外ETFにもほとんど当てはまりますし、TOPIX-ETFはダメなのに、それでいて海外ETFを推す理由はどこにもないと思います。
なお、私自身は海外ETFに投資しており、海外ETFを否定するものではありません。
投稿: 通りすがり | 2007年7月12日 (木) 21時10分
山崎さんが変わったというより、海外ETFをとりまく日本の投資環境が変わったのだと思います。以前と比べれば簡単に安く手に入るようになってきましたよね。
投稿: 与六 | 2007年7月13日 (金) 01時08分
ETFについては、ことさら銘柄入れ替えの弊害を描いて、否定的に描写していた彼ですが、ここまでくると意識を変えざる得なかったのかもしれません。
海外株式の投資については、日本株以上に情報格差などのメリットが生かしにくい(日本から見た外国個別株は、現地の投資家より情報面で不利に立たされる)ことから、「ETFの選択が妥当である」と結論を下したのだと思います。昨今は日本株でも、私が知る限りでは昔みたいなETFの批判記事を見かけなくなりましたし(TOPIXの浮動化で、実際に出た損失が全く分からないからでしょうか?配当取りの問題は錯覚によるものだと判明していますし…)。
投稿: 新幹線 | 2007年7月13日 (金) 09時58分
皆様コメントありがとうございます、
>通りすがり様
ポジショントークということですね。とてもわかりやすいタイプのものですが(^^;)。
>与六様、新幹線様
海外ETFのネット証券での取り扱い開始は、それだけ大きかった、ということですね。
投稿: NightWalker | 2007年7月14日 (土) 07時26分