SPY+EFA 対 中央三井株式インデックスファンド この1年の比較
海外ETFという、大変有力な投資ツールが ネット証券で購入可能となって参りましたが、従来の外国株式インデックス投信 と比べてパフォーマンスは、どうなんでしょうか。
SPY+EFA と 中央三井外国株式インデックスファンドのこの1年の比較です。
円ベースでの、この1年のパフォーマンス(Price &価額)です。
年月日 | SPY | EFA | 中央三井 |
28-Jun-06 | 14514.65 | 7246.27 | 11,535 |
28-Jun-07 | 18517.78 | 9873.36 | 15,650 |
リターン | 27.6% | 36.3% | 35.7% |
こうしてみますと、中央三井株式インデックスファンド(MSCIコクサイ指数)、けっこう強いですね。
SPY+EFAをいくつかのパターンで組み合わせた場合のパフォーマンスを以下に示します。
投資比率 | |||
SPY | 40% | 50% | 60% |
EFA | 60% | 50% | 40% |
リターン | 32.8% | 31.9% | 31.0% |
中央三井株式インデックスファンドは、
- 米国投資比率は、53.3%。
- その他は、欧州、オーストラリア、ニュージーランド、香港、シンガポール。
- いわゆるエマージングは含みません。(MSCIコクサイの投資地域を知りたい方は、このエントリーをご覧ください)
- 株式組み入れ比率96.1%
あれこれ悩まなくても、各国の比率は、勝手にリバランスしてくれます
一方、海外ETFのメリットは、
- 自分で投資比率を決めたい、好きな地域、セクターに多めに配分したい場合とても便利。
- 通常の株式と同じく指値もできる。米国市場は、日本では夜なのでリアルタイムにチェックして取引可能(寝不足注意)。
これらを低信託報酬(ただし今のところ購入手数料は高め)の商品で実現できます。
投資は、まずは、資産配分。次に商品選択(コストは大事)です。下記の本p72にも書いてありますね。
ところで、フィデリティ証券では、実質ノーロードキャンペーンを行っております。信託報酬高めのトヨタアセットバンガードからの乗り換えをご検討の方は、今がチャンスかもしれません。
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以下は試算の前提条件となる、ドルPriceとドル円レートです。
ドルベースのプライス
SPY | EFA | |
28-Jun-06 | 124.75 | 62.28 |
28-Jun-07 | 150.38 | 80.18 |
円ドルレート
28-Jun-06 | 116.3499 |
28-Jun-07 | 123.1399 |
(注)
- 本試算は、私が独自に行ったものです。計算結果の保証はできません。引用は禁止とさせていただきたく。リンクはOKです。
- 投資は、自己責任でお願い申し上げます。
コメント
EFAの日本部分が足をひっぱったんですかねぇ。
TOPIXはこの1年で約12%の値上がりです。
12%値上がりで足をひっぱった、とか言われるとかわいそうですがw
投稿: じじい | 2007年6月30日 (土) 14時17分
やはりEFAに含まれる日本株の影響でしょうね。しかし、日本株が足を引っ張ったと言うよりは、円安が海外株のパフォーマンスに下駄を履かせている要素の方が大きいのではないかなと思います。検証していませんが。
投稿: ntk | 2007年6月30日 (土) 20時29分
じじい様、ntk様
ご指摘ありがとうございます。日本株の影響はあるようです。日本株の影響について、エントリーをアップしましたのでご参照いただければ幸いです。
ntk様
為替の影響も大きいですね。
投稿: NightWalker | 2007年7月 1日 (日) 07時04分