いくらあればリタイヤできるかの試算(1)
いくらあればリタイヤできるか?を簡単なモデルで、 リタイヤ年齢別、運用利率別に試算してみました。
条件は、
- リタイヤ後は一切働かない!
- 年間400万円ずつ取り崩す。(年間400万円あれば生きていけると仮定。)
- 年金はあてにしない。年金受取額ゼロ円。
- 一定の利率で運用し続ける(現実にはあり得ませんが...)
- ある一定の年齢になったところで資金がゼロ円になる(今回は85歳、100歳の2ケースを計算)
といったところです。
<85歳に資金ゼロ円の場合 単位:万円>
運用 利率 |
リタイヤ年齢 | |||||
40歳 | 45歳 | 50歳 | 55歳 | 60歳 | 65歳 | |
0% | 18,000 | 16,000 | 14,000 | 12,000 | 10,000 | 8,000 |
1% | 14,438 | 13,134 | 11,763 | 10,323 | 8,809 | 7,218 |
2% | 11,796 | 10,942 | 9,999 | 8,959 | 7,809 | 6,541 |
3% | 9,807 | 9,246 | 8,595 | 7,840 | 6,965 | 5,951 |
4% | 8,288 | 7,917 | 7,466 | 6,917 | 6,249 | 5,436 |
5% | 7,110 | 6,864 | 6,550 | 6,149 | 5,638 | 4,985 |
6% | 6,182 | 6,019 | 5,799 | 5,506 | 5,113 | 4,588 |
7% | 5,442 | 5,333 | 5,179 | 4,964 | 4,661 | 4,238 |
8% | 4,843 | 4,770 | 4,662 | 4,503 | 4,270 | 3,927 |
9% | 4,352 | 4,303 | 4,227 | 4,109 | 3,929 | 3,651 |
10% | 3,945 | 3,912 | 3,858 | 3,771 | 3,631 | 3,405 |
<100歳に資金ゼロ円の場合 単位:万円>
運用 利率 |
リタイヤ年齢 | |||||
40歳 | 45歳 | 50歳 | 55歳 | 60歳 | 65歳 | |
0% | 24,000 | 22,000 | 20,000 | 18,000 | 16,000 | 14,000 |
1% | 17,982 | 16,859 | 15,678 | 14,438 | 13,134 | 11,763 |
2% | 13,904 | 13,270 | 12,569 | 11,796 | 10,942 | 9,999 |
3% | 11,070 | 10,710 | 10,292 | 9,807 | 9,246 | 8,595 |
4% | 9,049 | 8,843 | 8,593 | 8,288 | 7,917 | 7,466 |
5% | 7,572 | 7,453 | 7,302 | 7,110 | 6,864 | 6,550 |
6% | 6,465 | 6,396 | 6,305 | 6,182 | 6,019 | 5,799 |
7% | 5,616 | 5,576 | 5,520 | 5,442 | 5,333 | 5,179 |
8% | 4,951 | 4,927 | 4,893 | 4,843 | 4,770 | 4,662 |
9% | 4,419 | 4,406 | 4,385 | 4,352 | 4,303 | 4,227 |
10% | 3,987 | 3,979 | 3,966 | 3,945 | 3,912 | 3,858 |
結構、お金が必要ですね。
また、上記にはインフレリスクは、加味されてません。400万円が未来永劫同じ価値を持つはずがありません。
インフレ率を加味するならば、上記表の運用利率から、インフレ率分、差し引く必要があります。 単純に考えるならば、次のようになります。たとえば、100歳までもたす例。想定インフレ率が年2%のとき、40歳で運用利率3%を仮定する人は、1億1,070万円ではなく、3%-2%=1%、運用利率1%を仮定した1億7,982万円必要ということに、たぶんなります。
今回の試算は、あくまでも、シロートの私が、えいっと計算したもので、間違いがあるかもしれません。引用はご遠慮ください。試算結果は、あくまで、ご参考ということで、お願い申し上げます。(m__m)
次回は年金がもらえる場合について計算する予定です。
コメント
非常に興味があるシュミレーションです。これは一人当たりの金額?独身で42歳、両親他界。守る者は何も無し。実家で良ければタダで住める。住宅ローン等借金一銭も無し。昨日現在、金融資産:1億2111万円です。「パトラッシュ」、個人型DCで住信マイセレクション50、日興年金GW成長型等3つのバランスファンドで運用を考えています。
投稿: Werder Bremen | 2007年6月 2日 (土) 12時39分
こういうのを見ていると、若いうちに始めるのが以下に重要か、というのを思い知らされますね。
将来、自分みたいに就職前から投信積立を行う人がたくさんいるというのは、一般的になるのでしょうか?
年金問題のことを自発的に考えるものが増えることと合わせて鑑み、期待したいところですが。
投稿: 新幹線 | 2007年6月 2日 (土) 23時19分
皆様コメントありがとうございます。
>Werder Bremen様
>これは一人当たりの金額?
400万円という数値にあまり根拠はありません。住居費の心配がないというのは大きいですね。
>新幹線様
若いうちから老後の心配をするのは、自己防衛の観点から、重要と考えます。
しかし、わが国の活性化と言う観点では、若い人がそんな心配をせずに適切なリスクテイクができる環境、国風となることが望ましい、と私個人は思っています。結果、経済力が維持できれば、老後の心配を過度にしなくて済むわけですから。
投稿: NightWalker | 2007年6月 3日 (日) 11時46分