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2007年6月 4日 (月)

いくらあればリタイヤできるかの試算(3)

 前回までで、リタイヤには結構お金がかかるという話をしてきました。

 年金を年200万円もらったとしても、高齢者にふさわしいゆるやかな期待リターンである年3%程度の運用では、60歳リタイヤをするために4000万円以上必要な計算になってしまうんですね。 そんなにない?どうしましょう。

  そうだ!わが社には、多少不安が残るとは言え(^^;)、退職金と企業年金制度がある!(爆)

  .......とまあ、こんな調子で続けていたら、きりがないので、以下、老後の対策で、私に思いつくものを一気に書いてみます。

  1. 金融資産をひたすら貯める。
  2. 公的年金に頼る。
  3. 退職金に頼る。
  4. 企業年金に頼る。
  5. 遺産に頼る。
  6. 固定資産(持ち家)に頼る。
  7. 子孫に頼る。(老いては子に従う)
  8. 節約する。ぜいたくは敵。
  9. 老後も積極運用し続ける 。
  10. 老後も働く。あるいは資産に働いてもらう。一生働く。

 結構たくさんありました。他にもあるかもしれません。一方で、これら一つ一つには、大きな個人格差があります。が、あえて、上記から、いくつか選んで試算して、今回のシリーズのお開きとしたく。以下のような場合を想定します。

  • 退職金・企業年金はもらえる。全額老後資金に編入。(サラリーマンの場合、もともと、賃金としてもらうべきものを後払いしてもらうシステムなので、もらえて当然。その点、年金と似ている)
  • 遺産は、金融資産に換算して1000万円あり、全額老後資金に編入。(計算の都合上、リタイヤ時にもらったことにします)
  • 借金返済済の持家に住む、その他節約等々で生活費が年300万円で済んだ。
  • その他の条件は、前回エントリーと同じで、リタイヤ年齢に関わらず年金が年200万円、もらえる

 です。もう頼りまくり。かなり、無理がある設定かもしれませんが、シミュレーションということで、ご勘弁願いたくお願い申し上げます。

 退職金+企業年金の総額を以下とします。本当は、企業年金の予定利率は、別個になるはずですが、ここでは、他の老後資金の運用利率と同じにできることとさせて下さい。

  40歳 45歳 50歳 55歳 60歳 65歳
退職
金+
企業
年金
1,000 1,500 1,800 2,000 2,000 2,000

この条件で考えると

<85歳に資金ゼロ円の場合 単位:万円>

運用
利率
リタイヤ年齢
40歳 45歳 50歳 55歳 60歳 65歳
0% 7,500 5,500 3,700 2,000 500 -1,000
1% 6,014 4,393 2,914 1,475 173 -1,195
2% 4,854 3,506 2,270 1,036 -105 -1,365
3% 3,935 2,787 1,736 666 -343 -1,512
4% 3,196 2,197 1,290 351 -547 -1,641
5% 2,596 1,708 913 82 -725 -1,754
6% 2,102 1,299 592 -151 -879 -1,853
7% 1,691 952 316 -354 -1,015 -1,941
8% 1,346 656 77 -532 -1,134 -2,018
9% 1,053 401 -131 -689 -1,240 -2,087
10% 802 181 -314 -828 -1,334 -2,149

<100歳に資金ゼロ円の場合 単位:万円>

運用
利率
リタイヤ年齢
40歳 45歳 50歳 55歳 60歳 65歳
0% 9,000 7,000 5,200 3,500 2,000 500
1% 6,900 5,324 3,893 2,504 1,254 -59
2% 5,381 4,088 2,912 1,746 678 -500
3% 4,250 3,153 2,161 1,158 227 -851
4% 3,387 2,429 1,572 694 -130 -1,134
5% 2,712 1,856 1,102 322 -418 -1,363
6% 2,173 1,393 719 18 -653 -1,550
7% 1,735 1,013 402 -235 -847 -1,705
8% 1,373 695 135 -447 -1,009 -1,835
9% 1,069 427 -92 -628 -1,146 -1,943
10% 812 197 -287 -785 -1,264 -2,036

 表中、マイナスは、その分余るという意味です。結論。

  頼って頼って頼りまくれば、人生何とかなる!

 一生懸命働けば、とんでもないことには、ならなさそうです。当たり前と言っちゃ当たり前です。でも、それでいいのか!?(笑) まあ、よくないので、投資に励んでいるわけですね。

 繰り返しになりますが、リタイヤに必要なお金の量、調達方法は、大きな個人格差があります。今回の一連の計算は、一シミュレーションにすぎません。一人一人が、自分なりに考える問題です。

 さて、これまで、計算してきたのは、リタイヤに必要なお金の問題です。しかし、人生は、それだけでは、ないはずです。お金だけでは、解決できない問題には、例えば、以下のようなものがあります。

  1. 生甲斐
  2. 健康
  3. 社会とのコミュニケーション

 エントリーのタイトルとは、ずれますが、重要な問題です。若いうちは、意識せず得ることができる人も多いでしょう。しかし、年をとると、だんだん難しくなっていく課題です。

 こういったことも考え合わせると、一生働く、という選択肢は、案外、捨てがたいものかもしれません。もちろん、リタイヤしてまで宮仕えっていうのはありませんので、その他の方法になると思います。

(注)

  • 前回も、前々回も述べましたが、 今回の試算は、あくまでも、シロートの私が、えいっと計算したもので、間違いがあるかもしれません。引用はご遠慮ください。
  • 試算結果は、あくまで、ご参考ということで、お願い申し上げます。(m__m)

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コメント

マイナスの部分はどう読めばいいのでしょうか(笑)
借金してもいいのかなとか。。

投稿: Unizoh | 2007年6月 5日 (火) 15時19分

Unizoh様
 表中の数字は、退職金他を全額年金資金に投入したとき、あと、どれだけ足りないかという意味です。
 マイナスは、退職金他を全額年金資金に投入したとき、余りが出るという意味です。
 わかりにくくてすみません。

投稿: NightWalker | 2007年6月 5日 (火) 18時45分

初めまして・・・

楽しいブログですね☆
いくらあればリタイア出来るのか?
というのは年利の計算表よりは参考になりますし、
傑作かと思います(笑)
ETFについてお勉強中で、ここに立ち寄ることが出来ました。素敵なブログに出会えて、とても嬉しいです☆ETFの情報をこれからも楽しみにしてますね。投資で暇と言ってみたい人でした(^-^)/


投稿: baron♪ | 2007年6月20日 (水) 02時33分

baron♪様
 はじめまして。コメントありがとうございます。
 よろしくお願い致します。
 ETFの情報は、相互リンク先の皆様も、より参考になるかと思いますので、ご参照くださいませ。

 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーさん、敗者と勝者のゲームさん、他の皆様方です。

 この表は、年利を計算する逆※をやっていますので、本質的には同じことを意味しているはずです。Future Value(Excel Fv関数)とPresent Value(Excel PV関数)の関係です。

投稿: NightWalker | 2007年6月20日 (水) 23時50分

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