投資信託、本当に儲かってますか?
NBonlineにちょっと興味を引いた記事がありましたので、ご紹介しておきます。
問題は何か。それは高い「手数料」を取る投信商品が必ずしも高い投資リターンに結びついていないという事実である。
というお話であります。
この記事では、手数料とリターンの相関図が出ています。(今度、自分でも作ってみようと思います。)
- 高いコストを払ってもリターンは上がらない
- 日本株の投信の平均リターンは、TOPIXに負ける
とまあ、いつものご指摘です。
これを踏まえ、
- 金融商品のセールスマンは、投資家の利益ではなく自分の利益のために働いていると心得るべし。
- わずかなコスト差でも、長期では大きな差になると認識すべし。
- 株投資は、インデックスを主体にすべし。
- 市場リターンを超える成績が欲しければ、個別株投資をすべし。
てな具合で、いつものご指摘です。
面白かったのは、この記事が、
- 6/25 22:00現在 「読者が選ぶ注目記事」の第1位
だったことです。この種の記事が、NBonlineのようなサイトで1位になるとは!それだけ、ローコスト投資に注目が集まっているということでしょうか。
また、コメントも面白いです。いろんなひとがいらっしゃいます。
コメント
どうもあの相関図、販売手数料と信託報酬を混ぜて計算しているんじゃないかと。とすればフェアではない気がするんですがどうでしょうか。
後、小型株とか低位株とか成長株とかバリュー株かとのテーマ別のファンドも一緒に扱われているのも不満です。この手のテーマはトレンドがあるわけで常に勝ち続けている分野はホントに少ないです。投資家自身の売買時期の見極めが重要になるわけで、それが出来ないようならインデックス型にしなさいよ、というのならまだ分かる。
投稿: Mc.N | 2007年6月26日 (火) 00時52分
たぶん「online」だから注目一位になったのでしょうね。紙の日経ビジネスだったらここまで賛同を集めることは出来なかったと思います。
投稿: SE | 2007年6月26日 (火) 09時49分
皆様コメントありがとうございます。
Mc.N様
相関図の件、ご指摘ありがとうございました。
記事を読んだあと、なんとなく違和感を感じてたんです。
SE様
>紙の日経ビジネスだったらここまで賛同を集めることは出来なかった
そうですね。クリックしたくなるタイトルだったのかもしれません。
投稿: NightWalker | 2007年6月26日 (火) 19時47分
5年できっている恣意性がどうかはあるかと思いますが、平均投信保有期間が3年ちょっとというデータもありますので、「一定期間の総手数料」で販売手数料を混ぜた判断もありかもしれません。
購入時にかかる手数料を希釈する意味からも「投信は買ったら長期保有」が有利です。信託報酬が安いのが前提ですが。(山崎元さんが似たようなことを言っていた覚えが)
投稿: MAT.N | 2007年6月27日 (水) 10時41分
MAT.N様
コメントありがとうございます。
>「投信は買ったら長期保有」が有利です。信託報酬が安いのが前提ですが。
おっしゃる通りです。ただ、長期で勝ちつづける戦略は難しそうなので、長期に保有するならインデックスというのが、セオリーでしょうか。
投稿: NightWalker | 2007年6月27日 (水) 22時49分