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2007年5月27日 (日)

良質の金融商品が生まれるために必要な「こだわり」

 ここでいう良い商品とは、ローコストのベーシックな金融商品です。

 エッジさんから、「投信の隠れたコスト」に関してコメントをいただきました。

 このコメントをいただいたことで、改めて、投資のコストについて、「思い」が及ぶに至りました。

 海の向こうのモーニングスターさんでは、

<税コスト>
 例:Tax Cost Ratio

<実績コスト>
 例:Actual Fees

 といった具合にコストに対する「こだわり」が感じられます。残念ながら、日本のモーニングスターさんには、この項目がありません。

 私は、日本の高品質なデジタルカメラが、我が国の世界一「こだわり」のあるカメラユーザーによって育まれているのと同様、米国人のマネーに対する世界一の「こだわり」が、米国の良い金融商品を生み出す原動力になっていると考えています。

 たとえば、DOSVパソコンが輸入されたころ、当時、世界水準から比べて高価格だった国内パソコン市場がローコスト化した背景には、

  • 国際標準だったPC-AT互換パソコンが輸入された(輸入品でも日本語が動く仕組みができた)。
  • 輸入された商品は、国内の利権(抵抗勢力)が及ばない市場での競争で勝ち残ったもの。
  • コンピュータの普及率が高くなった。
  • 商品および販売店をシビアに選別するバイヤーズガイド(当時は雑誌)が一役買った。

  といったことがあったように思います。(太字がキーワードです)

 私見ですが、我が国の金融商品(投資信託)も、上記、「パソコン・ローコスト化前夜」と同じ状況下にいると考えます。イノベーションというのは、決して、一人のスーパーマンだけによって生み出されるものではなく、時代の醸成と要請が、その背景にあります。

 国内金融市場の成長には、

  • 投資商品における良質の輸入品
  • 投資市場における経済原理に基づく自由な競争
  • 投資市場の普及拡大
  • 消費者サイドに立ったバイヤーズガイド(雑誌、メディア、インターネット、口コミ)

 などが、大事なんですね。

 良い金融商品が我が国で生まれるには、日本の消費者の平均レベルが向上していくことも重要なんだと、自戒をこめて、そう思っております。

 コストの重要性について、ニッポンの多くの方に気づいていただけるよう、お読みの皆様も、ご自身の中だけで完結させずに、ぜひとも!

  • 周りの方々に、やさしく教えてあげる。
  • ご自身のブログを立ち上げて(^^)、アピールしまくる!
  • 金融機関に要求する。

 など、活動して欲しいと思います。多くの方々に、安く良質の金融商品が、

 「欲っしぃぇぇぇ~い」

 と、思うようになっていただくことですね(^^)。

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コメント

既に現状ですら、日本を見限って海外(香港、アメリカetc.)に口座を開く人が増えている状況ですから、日本の金融機関ももっと警戒心、危機感を抱いてほしいと思います。

株式の取引手数料のように、日本でもちゃんと競争原理が働いてサービス共に改善した例があるわけですから、セゾン投信などの動きにはもっと注目し、アピールすべきだと思います(rennyさんの動きは、その点で素晴らしいです)。

私も小さいですが、皆様と共に記事を通じて声を上げて行きたいと思います。

投稿: 新幹線 | 2007年5月27日 (日) 00時53分

新幹線様
 コメントありがとうございます。

>日本の金融機関ももっと警戒心、危機感を抱いてほしい
 日本の金融機関は、警戒心を持っていると思います。ゆえに、彼らの株主のために現在の利権を守るべく、抵抗しているのではなかろうか、と。消費者が期待するのと逆の反応ですね。ですが、これは、株式会社として、ある意味、仕方がないことです。
 バンガードが、株主=資産の所有者という方法で成功しているのは、商品の価格低減と株主利益が一致するからなんですね。

>サービス共に改善した例
 セゾン投信さんは頑張りました。強く応援しています。しかし、まだ、過渡期なんですね。ベーシックな商品はもっと安くしなければいけない。なぜならば、こういった商品の運用は、単なる銭儲けではなく、全国民の年金生活がかかっていると言って過言ではないからなんです。

>皆様と共に記事を通じて声を上げて行きたい
 期待しております。若い方々の力強い声が、やがて実を結ぶと思います。

投稿: NightWalker | 2007年5月27日 (日) 01時22分

ボクが直販・独立系投信を応援しているのは、NightWalkerさんが言われている問題点の一つの解だと思うからです。海外ETFは確かにこの数ヶ月で楽天証券の頑張りで大きく状況が改善されたと思います。しかし、まだまだ「過渡期」というのは全く同感です。
細々ですがボクもブログを続けたいと思います。

投稿: renny | 2007年5月27日 (日) 09時59分

renny様
 コメントありがとうございます。
>直販・独立系投信を応援
 私も応援していますよ(^^)!さわかみ歴6年のさわかみホルダーですし、現在、ドルコストはセゾン1本です。
 もちろん!rennyさんのブログもいつも応援しております。大変と思いますが、続けることが大事ですよね。

投稿: NightWalker | 2007年5月27日 (日) 10時13分

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