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2007年5月14日 (月)

中国、個人の外国株投資を銀行経由で解禁

 最近の中国株、高値圏?で推移しています。これが高値圏かどうかは、未来の人にしかわからないわけですが、PER(株価収益率)はどうなんでしょうか?

 キャピタルパートナーズ証券さんのサイトには世界の株価指数というところがあります。ここによると、2007年5月11日付で

指数 予想PER
中国上海総合指数 37.62
ハンセン中国企業株指数(H株) 17.53

  となっています。中国内A株B株総合指数である中国上海総合指数のPERが高いです。キャピタルパートナーズ証券のサイトで紹介している株価指数の中でも堂々のPER1位。

 そんな中、こんなニュースが出ています。

 中国政府は個人投資家などが銀行を通じ、外国株に投資することを解禁する。従来は債券など安全性が高い商品に限っていたが、この制限を緩和する。

 中国はまだまだ規制が多いのですね。

 手数料は高いが、中国株も米国株も買える日本は、まだましなんでしょうか。比べる対象が悪いですが。

 中国株の急上昇で、一番頭が痛いのが、中国当局だと思います。記事では、「国際収支の不均衡是正や人民元の上昇圧力緩和を狙う」とのことでしたが、これで、中国内投資家の資金が、過熱気味の中国株式市場から、少しは逃げてくれれば、という考えも、ひょっとしたら、あるのかもしれません。

 短期的には、ここ2年で4倍に跳ね上がった株式の調整が心配な方も多いでしょう。中長期的には、人民元の変動相場制移行やその後の調整等の荒波に揉まれることなども予想されます。

 しかし、そんなことを考えても、どうなるかわかりそうもないので、私はEEMでエマージング全体の分散投資を基本にしようと思っています。中国も買うけどホドホドに、ってことです。

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コメント

いまだ社会主義の国であるということを、こういう記事を読むと再認識させられます。近い国だからといって簡単に手を出すと大やけどしそうですから、分散投資が鉄則ですね。

さて、以前もお話させていただきましたが、試行錯誤ながらもNightWalk'sさんと同じココログを用いて、ブログを開設いたしました。

本当にまだ始めたばかりで、戸惑うところもありますが、今後ともよろしくお願いいたします。ここへのリンクも張らせていただきました。

http://shinkansen-19641001.cocolog-nifty.com/

投稿: 新幹線 | 2007年5月15日 (火) 23時58分

新幹線様
 ブログ開設おめでとうございます。
 さっそく、当方もリンクを張りました。

>近い国だからといって簡単に手を出すと大やけど
  そういえば、今週の、エコノミスト誌でも中国バブルに関する特集が組まれているようですね。読んではいないんですが、さすがに、ここまで上がると皆さん、危ないなあと思いますよね。そう思わない「つわもの」もいらっしゃるかとは思いますが...。

投稿: NightWalker | 2007年5月16日 (水) 00時18分

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中国株とは、一般的に中国本土と香港の市場に流通する中国株式のことを言います。3つの市場の上場企業数は、合わせて1,500社以上。本土には上海と深センにそれぞれ市場があり、香港に香港市場があります。香港市場は、「メインボード」と「GEM」の2つの市場に分かれており、...... [続きを読む]

受信: 2007年6月12日 (火) 17時48分

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