NIKKEI 225 対 S&P500 2007/05/23
「日本の株式市場に出遅れ感が出ています」というセリフをよく聞く今日この頃ですが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
昨日のモーサテでも、HSBC証券 ガリー・エバンス氏が登場し、そうおっしゃっていました。
どの程度、出遅れているのでしょうか?
ドルベースの比較になってしまいますが、NIKKEI225 と S&P500 を見比べてみます。
この3か月です。
なるほど、ずいぶんと出遅れています。
次にこの1年です。
出遅れ感、減少。
この2年を見てましょう。
あれ?出遅れてるのはS&P500です。
この5年では?
トントンです。
最後にmaxです。
だめだめです(涙)。
こうしてみると、期間によって、ぜんぜん違うんですね。
- 20年近く長期低迷していたが、この5年をみる限り復調傾向にある
- ここ3か月は、短期的に出遅れ感がある。しかし、全体で見れば、この5年の復調傾向を否定するところまでは行っていない。
そして
- これから、先はわからない
ということが言えるのではないでしょうか。
私としては、日本の企業を応援したいと思っています。
コメント
ここ数日、日本株もじりじり上がってきていますが、この先はどうなりますかね。
私も日本の企業を応援しています。
投稿: うんぼぼ | 2007年5月23日 (水) 21時40分
私も日本株と世界株の比率はそろえるつもりです。1年だけの視点だと、まさに「木を見て森を見ず」になりそうです。
投稿: 高知 | 2007年5月23日 (水) 22時07分
この考察は、本当に重要だと思います。マネー雑誌とかでも、「ここ1年日本株はダメだった。だから世界(の特に新興国)に投資すべき」なんて安易に書いてあるものが見受けられましたが、2003年後半と2005年後半の上昇を忘れているんではないか、と感くぐりたくなります。
日本株は米国株に比べ、昨今は短期で急上昇する傾向が強いと思います。そのため「敗者のゲーム」にあったように、常にゲーム(投資)に参加している必要性があるといえるでしょう。
また、世界分散投資をすれば「ある国では停滞や下落、しかし別の国では急上昇」といった動きを、平均化して享受出来るように思えます。だからこそ、先進国も新興国も分散して投資しようかと考えました。
投稿: 新幹線 | 2007年5月23日 (水) 23時11分
皆様コメントありがとうございます。
うんぼぼ様
自分自身が住み、自分自身が多少なりとも経済に影響を与えている日本の企業を応援しないといけないと思ってます。
高知様
私も、日本株:世界株=1:1にしてあります。為替リスクをフィフティフィフティにするなどのほかに、単純でリバランスしやすいっていうのも理由の一つにあります(^^;)。
新幹線様
>ある国では停滞や下落、しかし別の国では急上昇
まさにこれが重要です。相関関係の低い資産を組み合わせるのが分散投資効果を高める大前提であり、日本株が、ほかの株式と違う動きをすることは大変良いことですね。
投稿: NightWalker | 2007年5月24日 (木) 00時03分
この日本株出遅れ・回復基調というニュースの影響という訳ではありませんが、本日、TOPIX連動ETF(1306)を購入しました。米中株に手を出しづらい状況の中、暫くは、日本ETFに資金を投入する予定です。
期間を変えた考察は大変役に立ちました。
投稿: エル | 2007年5月24日 (木) 23時38分
エル様
コメントありがとうございます。
>期間を変えた考察
ただ、並べただけなんですが...(^^;)。実は、このネタ、アイデアは、1ヶ月くらい前から仕込んでました。
投稿: NightWalker | 2007年5月25日 (金) 00時10分