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2007年4月16日 (月)

投資信託にだまされるな!を読んで良い投信を探しましょう

投資を始める方へ(1):投資を始めるに当たって読む本 で 新幹線様よりコメントいただき、エントリーに追加し、ついでに即、注文していた本が、届きました。

この本、相互リンクしておりますrennyさんも

でご紹介されています。

私としてもおススメです。

新幹線様、ご紹介ありがとうございます。ご紹介された瞬間に「買うしかない」と感じました。精神衛生上、たいへんよろしい読み物です。かなり爽快な気持ちになれます。ある意味スポンサーでもある金融機関を敵に回すような本を、メジャーなFPさんが執筆された、ということにも意義があります。

おりしも、4/14付の日経新聞では、損失リスク表示義務・金融取引法、9月完全施行という記事が一面トップで出ていました。

金融商品の広告やパンフレットに、利用者が払う手数料が合計でどのくらいになるか、元本に対して最大どの程度損失を被る可能性があるかなどの表示を義務づける。

こういう社会の変化もあって、プロの皆さんが提灯記事を書く時代が終わったのかな、というかなり好意的な解釈もしています。これまでのような商品の売り方が違法行為になるのであれば、晴れて金融機関の問題も指摘できる、いや、するのが仕事だ!と堂々と言える、わけです。

まさに、この視点で、つっこんで、じゃあどうすればよいか?という展開の本です。

昨年度NightWalkerランキング・ナンバーワンのこの本↓

  を読んで、てっとり早く投資したくなった気の短い人が、次に読む本かもしれません。

あとがきによると、この本↓

藤田郁夫さんにもアドバイスいただいたそうです。

「貧乏人のデイトレ」(2006/4発売)にしろ、この本(2007/4発売)にしろ、春になるといい本が出ますね。

  目次はこんな感じです。

はじめに なぜ投信で失敗するのか?
第1章 こんな投信は買ってはいけない
第2章 これだけ知っておけば金融機関にだまされない!
第3章 では、どんな投信を買えばいいのか?
第4章 おすすめの投信と販売会社
第5章 世代別に見る、投資信託の活用法
付録 投信用の口座を開設しよう
おわりに

第4章から読みたくなります。すみません、私もいきなりここから読んでしまいました。

うれしかったのは、P119ページ。最新情報としてコラムでセゾン投信とマネックス資産形成ファンドを好意的に紹介していたこと。(「執筆の最終段階で新しい情報が飛び込んできたため、急遽このコラムを追加しました」とのこと)

私のブログに訪れる方の中で、てっとり早く、「だからさあ、何買えばいいのよ!、いらいら」とお思いの方には、特におススメしたいこの一冊です。

この本の帯がいいです。大きな白抜きの文字で、

 「買ってはいけない」

ちょっと、うけました。 もちろん、買ってはいけないのは、金融機関のおすすめ投信は...です。この本ではありません。

なお、rennyさんがご指摘のように、よく似た名前の本が出ています。ご購入時にはご注意ください。竹川美奈子さん、投信の罠のダイヤモンド社ですよ!お間違えなきようお願いいたします。

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コメント

拙ブログのご紹介ありがとうございます。
書店に行って、竹川さんの本と例の本が並んでいる可能性がありますが、どちらを手に取るかで大きな差が出そうですね。

投稿: renny | 2007年4月16日 (月) 06時40分

元となる「買ってはいけない」(週刊金曜日)の方は、言及された「やっぱりあぶない、投資信託」(三五館)同様、

1、根本的な無知が多い
2、都市伝説や噂、疑似科学など、社会・科学的に出鱈目だと証明されていることを信じ込んでいる
3、主観的で中立な検証などしていない
4、それでいて、自分の主張が常に正しいと思い込んでいる

などといった問題点が多いため、この帯はちょっと問題ではないかと思ったのですが、内容は本当に良いと思います。アマゾンでレビューも書いておきました。

投稿: 新幹線 | 2007年4月16日 (月) 07時29分

皆様コメントありがとうございます。
>renny様
 はい、大きな違いですね。選挙街宣風にいえば「竹川、竹川美奈子をよろしくお願いいたします。」と強く宣伝したいところです。
>新幹線様
>アマゾンでレビューも書いておきました。
 すみません。見つけられませんでした(泣)。
 どの本のレビューでしょうか?

投稿: NightWalker | 2007年4月16日 (月) 21時40分

「投資信託にだまされるな!」、「やっぱりあぶない、投資信託」、「金融広告を読め」、「投資バカにつける薬」、「貧乏人のデイトレ」などですが。とよぴ~さんの所で言及している通り、名前は「hakutaka681 "はくたか"」になっています。

投稿: 新幹線 | 2007年4月16日 (月) 23時12分

新幹線様
>hakutaka681 "はくたか"
 了解しました。
 新幹線さん、Amazonでも大活躍ですね。

 ところで、「投資信託にだまされるな!」は、4/16 Amazon.co.jp ランキング: 本で153位でした。「貧乏人のデイトレ」とならんで結構売れているようです。

投稿: NightWalker | 2007年4月16日 (月) 23時34分

新幹線さんが述べられているとおり、「買ってはいけない」という言葉を帯にすることは、大変な問題点だと思います。この本が、悪書の「やっぱりあぶない、投資信託」と同種のものであると思わせることになりかねません。

この本の欠点を上げるとすれば、管理報酬のように信託報酬意外にかかるコストについて検証されていないところでしょうか。これを含めると、手数料率の優劣順位も変わりますので……

投稿: 大和川 | 2007年4月17日 (火) 12時47分

大和川様
 コメントありがとうございます。
 確かに目に見えないコストの問題にも言及してほしかったですね。
 4/17 Amazon.co.jp ランキング: 本で108位
 です。順調に売れ行きを上げていますね。
 

投稿: NightWalker | 2007年4月17日 (火) 20時12分

コメントどうもです。新本だとすぐレビューがつく場合とつかない場合があるんですが、後者の時には積極的に書きたいと感じています。良書の場合、多くの人に読んでもらえるような紹介文、悪書の場合は警告として。

投稿: 新幹線 | 2007年4月17日 (火) 22時20分

こんにちは。この本、読みました。
おっしゃるとおり、良書ですね。
「メジャーなFPさんが執筆された、ということにも意義があります。」という視点は、気がつきませんでした。参考になります。
TBさせていただきます。

投稿: ikadoku | 2007年5月29日 (火) 19時58分

ikadoku様
 コメントありがとうございます。
 この本は、良書であると同時に売れているようですね。日本の個人投資家の意識向上の一助になっていることは間違いないと思っています。
 また、TB、うまく行ってないようなのですが...、もしよろしければ、再度トラックバックをお願い致します。

投稿: NightWalker | 2007年5月29日 (火) 21時57分

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