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2007年4月 1日 (日)

投資を始める方へ(2):いきなりアセットアロケーション(その1)

前回、ご紹介した本は、お読みでしょうか?読んでない方は、読んで見てください。私のブログは読まなくてもよくなります。といいつつ、本に書いてあることを、一般的な本には書きづらいであろう実例をあげながら、説明してみたいと考えております。

さて、今回から、何エントリーかに分けて、アセットアロケーションについて、話をします。

このエントリーをお読みの方は、次の2点では、ほぼ、コンセンサスが得られているものと仮定します。

  • 投資は、資産形成が目的。投機ではない。
  • 長期国際分散型投資を中心にしたい。

この目的を達成するためには、投資資金が必要です。我々庶民にできることは、以下になります。

  1. まず、稼ぐ力を身につける。
  2. と同時に支出を適正化する。手取り収入の7~9割程度で生活できるようにする。
  3. 2によって出来た余力は、将来の投資資金を貯めること+自分自身の人間力を高めるために自己投資する。
  4. 2、3と平行して、ライフプランをある程度見通せる生活基盤(例えば、結婚、子供、住宅など)を作る。

  です。

  特に1、2は、必須です。

これが出来ていない方は、まず、それをやるしかありません。普通のサラリーマンであれば、経験上、5年~10年はかかります。ほぼ30代になるはずです。また、3、4を達成するには更に5~10年かかります。

すなわち、投資を本格的に始めるにふさわしい年齢は、30~40歳くらいではないかと思います。(ピーターリンチも、そう言ってます。)

しかし、そうは言っても、投資には、時間を味方につけると有利と言う側面があります。いわゆる複利の効果です。 また、経済の勉強も必要です。となると多少なりとも早めのスタートが必要です。

その方法としては、貯金の3分の1くらいを投資信託の積立にまわすと言うのが、現代若手サラリーマンの王道のひとつでしょう。昔は、投資信託という選択肢が意識上に浮かび上がることは、まずありませんでした。そもそも証券会社の敷居が高かったように思います。というわけで、財形貯蓄とか自社持株会なんてのが、長期蓄財の役割を果たしておりました。

しかし、金利が限りなくゼロに近い昨今では、いまだ制度としては残ってはおりますものの、これらのレガシーな蓄財方法は、大きく魅力が低下しています。終身雇用が崩壊した以上、リスク分散できない自社持株会もオススメできません。(ベンチャー企業でがんばっている人は別です。) 無論、生命保険なんかも、結婚していなければ、あんまりいらないと思います。死なないようにだけ気をつけましょう。

その浮いた分を積み立てるわけです。積立の候補としては、次の2ファンドなんかがオススメです。

これから、おこがましくも私が説明する予定のアセットアロケーション。プロの作ったそれが、これらのファンドの中だけで、完成しています。

私の関連エントリー(いずれも多くの方にご来訪いただいています。それだけ、皆様の関心が深く、真剣に考えていらっしゃるのだと思います) もご紹介しておきます。

あああっ、「いきなり」とタイトルに銘打っておきながら、アセットアロケーションの話になる前に、前置き(お説教?)になってしまいました。 (続きます。)

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