日興コーディアルで問われる東証の姿勢
NBonlineを見て、少しびっくりしました。
監理ポストとは言え、インデックスに組み込んでいる銘柄をインデックスファンドが売却するとの報道です。
異常事態です。
運用会社の判断には、賛否両論あると思いますが、東証よりも先に当の証券業界の一部が、日興コーディアルグループに三行半を突きつけた格好。先物整理ポスト状態。
東証の判断力とスピードに、市場の一員である投信運用会社の方たちですら、疑問符を投げかけているわけです。
もちろん、日興コーディアルグループが上場廃止にならず、反騰する可能性もあります。売却の根拠自体がインサイダー情報なのではないかという疑いが、運用会社にかかるリスクもあります。それでも、はずそうとしているのです。
日興コーディアルグループが委託した特別調査委員会の結論は、クロ(組織的関与あり)です。
ところで、ホリエモンは、約50億の粉飾で、係争中です。拘置もされました。日興さんは、わかっているだけで、180億(もっと?)です。これを考えると司法も含め、どういう判断をすることになるのでしょうか。
コメント
インデックスなんだから損失で出ると分かっててもそのままにするのが正しい姿がと思うんですけどね・・。
投稿: にじ@Ray | 2007年2月 7日 (水) 09時02分
にじ@Ray様
コメントありがとうございます。
TOPIXについては仰るとおりだと思います。
監理ポスト銘柄をはずすなら、一律そういうルールのインデックスにしないといけないように思います。
ただ、
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東証一部 時価総額 553.27兆円
日興コーデ時価総額 1.15兆円(0.2%)
ですので、TOPIXとしての影響はわずかです。
問題は日経平均。運用会社が、特に日経平均の銘柄選定ルールに対して不満を持っているのでは?と推測しています。
http://www.nikkei.co.jp/nkave/about/rule_1.html
なんで日経平均から、とっととはずさないのか?と。日経平均の時価総額は計算してませんが、TOPIXよりはインパクトがありそうです。
投稿: NightWalker | 2007年2月 7日 (水) 19時36分
大和の ETF の運用報告書より逆算するとTOPIXで約 0.32%、日経225で0.18%程度の影響を受ける計算になりました。TOPIX の方が影響が大きそうです。間違っていたらごめんなさいね。
しかしまあ、こうストップ安が突発的に続くと銘柄の組入れが出来ない日もあるんでしょうかね。
投稿: Mc.N | 2007年2月 7日 (水) 23時10分
Mc.N様
コメントありがとうございました。
>大和の ETF の運用報告書より逆算するとTOPIXで約 0.32%、日経225で0.18%程度の影響
東証時価総額>日経225銘柄時価総額
ゆえに
東証に対する組入比率<日経225に対する組入比率
と思ってしまったんですが、違うと言うことですね?
週末の課題ができました(^^;)。
投稿: NightWalker | 2007年2月 8日 (木) 21時59分
あ、なんかかみ合っていない気が。
上記の算出方法は「日興CG組入れ資産/ETF 全体の純資産」で各々計算しました。若干データは古めですが組入れ比率は大きく変化していないと思っています。
時価総額方式(TOPIX)とダウ式修正平均(日経平均)とでは組入れ比率は異なるんですよー、とかいう話では無いですよね?
投稿: Mc.N | 2007年2月 8日 (木) 22時29分
Mc.N様
コメントありがとうございます。
>「日興CG組入れ資産/ETF 全体の純資産」で各々計算
これは理解できました。
>時価総額方式(TOPIX)とダウ式修正平均(日経平均)とでは組入れ比率は異なるんですよー
日経平均における日興CG組み入れ比率は、
日興CG時価総額/日経225銘柄時価総額
では、ないんですね?勉強不足でした。
投稿: NightWalker | 2007年2月 8日 (木) 22時54分
日経平均の算出方法の場合、組入れ銘柄を同じ株数で購入した平均値になります。なので組入れ時に株価の高い銘柄(値がさ株)の比重が高くなる特徴があります。
私としては日経300に連動するETFが好みなのですが、人気が無いのが欠点ですかね。
投稿: Mc.N | 2007年2月 9日 (金) 00時52分