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2007年2月18日 (日)

セゾン・バンガード・グローバルバランスF の更なる検討と応援について

  さて、発売前から、人気爆発、大好評のセゾン投信発 セゾン・バンガード・グローバルバランスFですが、既存の優良ファンドとのコスト比較をしていきたいと思います。前回エントリーに書きましたように、マネックス資産設計ファンドは、コストで負けています。

1.vs 中央三井外国株式インデックスファンド+中央三井外国債券インデックスファンド
2.vs トヨタアセットバンガード
3.vs ウェルズリーインカムファンド他、既存のバンガード商品

 結論を書きます。

  すべて、セゾン・バンガード・グローバルバランスFの勝ち

   これらすべて、追加購入する必然性はない、というのが私の見解です。

  • 1は、信託報酬は同等だが、販売手数料の分、セゾンの勝ち。すでに保有している場合は、売る必要のないレベルではある。
  • 2は、信託報酬に圧倒的差がある。保有は止めた方が良い。
  • 3は、為替手数料の分だけ、セゾンの勝ち。信託報酬も微妙にセゾン投信の勝ち。すでに保有している場合は、売る必要はないレベル。

  特にトヨタアセットバンガードは、止めた方が良いと思います。私も貯蓄ファンド(リレー資金)用に、利用していますが、止めることにしました。折を見て、売却しちゃいます。

 このような、すばらしい商品ができてしまった以上、マネックス資産設計ファンドを買う必要も、もはや、まったくないというのが私の見解です。いやあ、短い命でした。桜が咲くまで持たなかったです。

    6資産に投資したい方は、セゾン・バンガード・グローバルバランスF+個別リートファンド+その他をオススメします。
 
  20%程度リートを組み合わせたケースを比較してみましょう。セゾン1が、セゾン・バンガード・グローバルバランスFのみののケース。セゾン2が、リートを組み合わせたケースです。セゾン・バンガード・グローバルバランスFは前回エントリと異なり、エマージング株式を外国株式クラスに入れました。その分、シャープレシオが下がっています。

パターン Monex セゾン
    1
セゾン
    2
資産
配分
日本株式 21% 6% 5%
日本債券 22% 9% 7%
外国株式 15% 44% 35%
外国債券 20% 41% 33%
日本リート 15% 0% 15%
海外リート 7% 0% 5%
期待収益率 4.58% 5.17% 5.29%
リスク(標準偏差) 7.36% 11.37% 9.41%
シャープ・レシオ 0.3778 0.2964 0.3705

項目 Monex セゾン1 セゾン2
販売手数料 0% 0% 0.05%
信託報酬 0.9975% 実質
約0.78%
実質
約0.81%

組み込みを仮定したファンドは以下です。

資産クラス 投資対象
日本リート DKA J-REITインデックスファンド
外国リート DIAMワールドリートインカムオープン

それぞれ、販売手数料は、カブドットコムで0%、楽天証券で1.05%となってます。「DIAM・・・」は、積立であればイートレードで0%。

  イボットソンによるアセットアロケーションを長期的に信用するなら、両方買うというような選択肢もありますが、どんなアロケーションも、ずっと勝ち続けることはできないし、そもそもアセットアロケーションは、リスク許容度の変化によって、変わっていくものですので、永遠はありません。どっちにしろ、自分の状況に応じて、他の単一アセットクラスに投資するタイプの金融商品を組み合わせる必要があるのです。わざわざ、複雑な組成のバランスファンド同士を組み合わせるという選択は、ないと思いますよ。
 バランスファンド(セゾン・バンガード・グローバルバランスFも含め)は買わないか、買うんだったら、長期であるがゆえにコストを重視した方が良いと思います。

 というわけで、既存のファンドを販売している販売会社さん!セゾン投信は強敵ですよ!!もうわかってるって?

 では、対抗策をおこがましくもさしあげましょう。

ソニーバンクさんへ
 ・中央三井外国株式インデックスファンドおよび中央三井外国債券インデックスファンドを、以前、一時期やっていたように手数料無料で販売してはどうでしょうか。そうすれば、信託報酬は、トントンなんですから、十分競合力があります。銀行機能の強みを生かせば、勝てます。

マネックス証券さんへ
 ・バンガードの取り扱い銘柄を増やす。
 ・バンガードの外国口座手数料を値下げする。
 ・海外ETFに真剣に取り組む。
 などが、必要です。そろそろ、まじめに考えた方がいいですよ。

 ・マネックス資産設計ファンド保有時のマネックスポイントを増やす。例えば、現状0.08%→0.24%(3倍)にすると、信託報酬で負けている分が、帰ってくる勘定になる。
  これは、効くと思います。

その他の証券会社さんへ
 ・全力でローコスト商品の販売に取り組んでください。至急。可及的速やかに

 これらの対抗策をライバル会社が、とらない限り、セゾン投信が断然有利

 だと私は思います。(ポジショントークばりばり^^;)

 上記に限らず、ローコスト商品を望む立場のものとしては、金融会社にどんどん競争してもらわなければなりません。そのために、我々投資家がすることは、次の二つです。

1.セゾン投信を応援する。
 具体的には、まずは、トヨタアセットの資産総額134億円(2007/2/16付け)を追い抜かし、できうる限り早く、ファンドの上限額1000億円を達成してもらう。ローコスト投信市場があるウェイト以上になれば、コスト削減よりも投資教育だなどという寝ぼけたことを言う人や会社も黙る。そもそも、真に必要な、投資教育は、投資は資産配分とコストで決まる、ということであって、PERがどうした、とか、FXが何なのってことではないのです。

 また、トヨタアセットバンガードを追い抜けば、まったく同じような組成のファンドを、セゾン・バンガード・グローバルバランスFと同等の安い信託報酬で販売してくれることなども期待できます。しかし、既存販路の商品のウェイトが大きいうちは、これまでのお付き合いの手前、あんまり、アコギな真似もできないでしょう。ゆえに規模の増大が必要だと思います。

2.ローコスト投資家を増やすため、日々精進する
 前述の通り、ローコスト市場が、ある程度以上に大きくならなければ、我々の負けです。ローコスト商品の健全なる成長は望めません。どんな精進かはともかく(^^;)。

 信託報酬の競争は、次の二つのシナリオのどちらか、あるいは、両方で終結するものと考えています。アメリカがそうだったと聞いているからです。

 1.投信運用会社直販モデルの拡大
 例えば、確定拠出年金専用ファンドを、投信運用会社が直販すると言うような話です。0.2~0.3%%程度の信託報酬のファンドを0.2~0.3%程度の手数料で販売すれば、信託報酬0.4~0.5%は、いますぐにでも、実現可能だと思います。そして、資産の増大に伴い少しずつ信託報酬を値下げ(消費者に還元)する。保険業界の共済組合みたいな良心的な販売姿勢が求められます。(そういえば、共済組合がファンドを売ればいいのにね。)

 2.ETFが増える。
  これは、コメント不要ですね。

 未成熟な投資家の多い日本の市場では、これら、ローコスト商品が発売されても、流動性が高まらず(=売れない)、広がらない可能性もあります。いや、可能性が高いと思います。そのためにも、繰り返しになりますが、

  期待のニューカマー、セゾン投信を応援し、ローコスト投資家数増加の一助となりたい

  と考えます。

  セゾン・バンガード・グローバルバランスFは、重要な起爆剤です。多少の欠点(なんで外貨建て?ファンドで日本資産を運用するの?とか)は、目を瞑りましょう。ひょっとすると、バンガード・ジャパン・ストック・インデックス・ファンド、今回、特別に用意された円建てスペシャルバージョンかもしれませんし。 (それはないか^^;)

  (注)タロット様の情報によると、「Japan Stock Index FundとJapan Government Bond Index Fundはバンガードヨーロッパのホームページによると円建てもある」 とのことです。(タロット様ありがとうございます。)

 また、そもそも、本稿は、ロイター発(ロイターのサイトでも本ニュースは検索、アクセス数上位にいたようです)の情報に基づくものです。本来は、セゾン投信さんの正式な発表を待って、各自自己責任においてご判断いただくのが筋ですので、あわせてご注意をお願い致します。

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コメント

バリバリのポジショントークですが、ボクも応援しますよ、セゾン投信。
既存業界の嫌がらせに負けず、残高を伸ばしてもらいたいものです。NightWalkerさんのアドバイスに応じて既存業界が対策を講じてくるかどうか見ものですね。特にマネックス。

投稿: renny | 2007年2月18日 (日) 10時05分

力の入った記事、お疲れ様でした!
その他の証券会社さんに是非奮起してもらいたいものですね。

Japan Stock Index FundとJapan Government Bond Index Fundはバンガードヨーロッパのホームページによると円建てもあるようですので、たぶん円建てになると思いますよ。
http://global.vanguard.com/international/hEurEN/invest/fnd_JapanStk_InsEN.html
最低投資金額が約6億円必要ですので、カンタンには買えませんが(^^;)

投稿: タロット | 2007年2月18日 (日) 10時34分

気合の入った記事、拝見させていただきました。

ソニー銀行の外国株式・債券インデックスファンドは、そろそろ確かに販売手数料の無料化が必要かと思います。同銀行を脅かす存在として、円・外貨預金ではイーバンク銀行、投資信託では投信SCができているわけですから、いずれの分野でも対策を講じないと、ジャパンネットと同じく置いてけぼりにされてしまうでしょう。外貨預金の手数料値下げと共に、期待する分野です。

マネックス証券にしても、変てこな仕組み債を売って投資家を欺くのではなく、ローコスト商品の販売に力を入れる必要があるでしょう。私は以前、同証券に口座を開いたほうがいいと思っていましたが、昨今の姿勢を見るにつけ、楽天とEトレード、カブドットコムで代用しようかとさえ考えました。

真の(日本を含む)国際分散が図られているファンドですから、活用法はいろいろ見つかりそうです。とりあえず、ソニー銀行の投信購入と引き換えに、購入を真剣に検討すべきだろうと感じました。

投稿: 新幹線 | 2007年2月18日 (日) 17時14分

皆様コメントありがとうございます。
>renny様
 チャレンジャーだったはずのネット証券が、既得権益者となっていくというのは、皮肉な構図ですね。

>タロット様
 情報ありがとうございます。早速、記事に反映致しました。6おくえん...プロ用ですね(^^;)。

>新幹線様
 楽天とEトレード、カブドットコム、それぞれ、有利な商品を持っていますので、証券会社の分散も必要ですね。管理はたいへんですが。

投稿: NightWalker | 2007年2月18日 (日) 19時50分

中年にしてようやく資産形成に目覚めたジレと申します。あちこち参考になるネット情報を見ながら、こちらにもたどり着きました。過去ログも読ませていただきました。本当に参考になりますし、当方もやってみようと思いました。これからもちょくちょく見させてもらいます。
さてセゾン投信の新しいファンド、いいみたいですね。実はバンガードのインデックスファンドを買いたくてトヨタFS証券の口座を開いたのですが、その意味がなくなってしまいそうです。そこでは他のよさそうなファンドを探してみることにします。

投稿: ジレ | 2007年2月19日 (月) 11時40分

はじめまして。
セゾンバンガードファンドの賛成派として、トラックバックさせていただきました。

投稿: Gabbiano | 2007年2月19日 (月) 12時49分

皆様コメントありがとうございます。
>ジレ様
 はじめまして、よろしくお願い致します。
 セゾン投信は、よい会社になりそうです。ぜひ、チェックしてみてください。

>Gabbiano様
はじめまして、ブログの方も、拝見させていただきました。今後ともよろしくお願い致します。
 このファンド、私も、妻名義の資産作りに最適ではないかと思っています。(もうひとつのファンドもチェック要ですが) 5,000円から、という設定といい、セゾンさんは、女性を意識してますね。

投稿: NightWalker | 2007年2月19日 (月) 21時25分

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