トヨタアセット・バンガード海外株式ファンドの純資産総額
同ファンドの信託報酬は、トヨタが1%、バンガードさんが、0.28%ぐらいです。
さて、ここでバンガードさんの取り分を考えて見ます。
12,589 百万円 × 0.28%/年 = 3,525万円/年
(信託報酬は日割りでかかってくるはずなので、厳密に言えば違いますが)
これが同ファンドの計算上の年商になります。
バンガードの投信総資産は120兆円だそうです。平均エクスペンスレシオが0.3%だったとしても、 年商3600億円です。日本の主力と思われるトヨタアセット・バンガード海外株式ファンドは、その1万分の1なんです。考えちゃいますね~、日本の投信市場。
どうです?あなただったら、日本で この商売やりたいですか?
第一勧業アセットマネジメントと富士投信投資顧問が、今夏をメドに合併する方向で最終調整に入ったそうです。
公募投資信託の運用資産規模で1兆7000億円台になるそうですが、バンガード全体の120兆円には遠く及びません。
私は、日本の投信市場が拡大しない限り、イノベーターは現れないと思っています。その理由は、こんなところにあったりします。
コメント
日本の投資信託市場がまだ未成熟であるということには、賛同します。せっかく日興や大和であったアメリカ株のインデックスとかも消滅してしまいましたしね。
インデックス投資を押し薦める流れとかできない限り、変化は生じないでしょう。すでにでき始めているかもしれませんが。
投稿: 新幹線 | 2007年1月23日 (火) 21時42分
新幹線様
コメントありがとうございました。
日本では、ローコスト投信をすっ飛ばして、ETF全盛になる可能性もありますね。
インデックス投信が伸びる最大のキーは、確定拠出年金制度の大幅改革による、残高の飛躍的増大だと思っています。
投稿: NightWalker | 2007年1月23日 (火) 23時26分