金利上昇とMMFの活用
日銀が、金利を上げるのかどうか、注目が集まっています。
月内にも追加利上げ実施、日銀が検討などのニュースも流れています。
私は、日本経済について、かなり楽観している方です。その楽観たるや日経平均25,000円突破!の初夢を見たほどです。さわかみ先生の影響?フジマキ先生かも。
- 金利が上がったとしても法人減税等、日本企業の国際競争力が低下しないような政策を取るため、企業の設備投資は減らない。
- 金利の上昇で投資をあんまりしない普通の人の消費性向は高まる。
- 企業業績に支えられ、短期的に金利が上がったとしても株は下がらず、しばらく上がる(強引)。
- 株が上がり、投資をする人も儲かるので、消費性向は高まる。
- 金利上昇で円高も考えられるが、一方で海外投資の積極化もあって、極端な円高には向かわないので海外資産も伸びる。
超楽観論です。
金利が上がってくるとエンロン破綻ですっかりご無沙汰のMMFの活用を再開する日も近い?ということで比較です。下表に、主だったMMFの利回りをまとめました(利回りは日々変わるのでリンク付き)。
MRF | MMF | 備考 | |
野村 | 0.286% | 0.323% | ~2007/1/4 |
ダイワ | 0.290% | 0.340% | ~2007/1/4 |
日興 | 0.237% | 0.301% | ~2007/1/8 |
DKA | 0.297% | 0.244% | ~2007/1/5 |
ここで気になるのは、マネックス証券や楽天証券で取り扱っているDKAのMMFです。
普通は、MMFの利回り>MRFの利回り なんですが、
DKAだけ、MMFの利回り<MRFの利回りです。逆です。見間違えかと思って何度も見ましたが、やっぱり逆。
なんででしょうかね。
コメント
MMFについては、7月のゼロ金利解除時にポートフォリオへ結構組み込みました。短期金利へ完全に連動させようとすると、活用すべき商品はこれとMRF、中国ファンド(取り扱いがもはや3社だが)ぐらいしか見当たりません。長期金利は個人国債で追っていますので、ちょうど良いよいぐらいの比率にしたいと思います。事実、金利の上昇予測が出てくると、早速実績に反映されますね。しばらく0.25~0.28%が続いていたと思っていましたが。
DKAのMMFは、昔から低リスク・リターン運用方針のようです。これを扱っている楽天証券でもほとんどの場合、大和投信のMRF(楽天証券のそれ)を下回る成績になっていました。2万円だけ保有しています。
投稿: 新幹線 | 2007年1月 8日 (月) 20時10分
新幹線様
コメントありがとうございます。
いろいろチャレンジされているんですね。
私としては、MRFとの金利差が見えてきたら、MMFも少しずつ保有する予定です。(まだ少し先の話となりそうですが)
投稿: NightWalker | 2007年1月 8日 (月) 21時18分
いつも楽しみにしています。大手企業はどこも国際競争力をかなり意識しているので、多少金利が上がったとしても設備投資には影響がないように思います。それと銀行から借りる間接金融から社債(新株発行)等の直接金融になってきているので急に困ることも少ないかもしれません。(日興はお金がなくて困っているようですが)
投資に関しては、今はお金持ちだけが株式等をやっているわけではないので、金利が上がれば消費はプラスになると思います。
投稿: 大和 | 2007年1月 9日 (火) 00時07分
大和様
コメントありがとうございます。
仰るとおりですね。一方、困る人々もいます。キャッシュフローが厳しかったり、収益や保有資産に比べて巨額な負債を抱えている場合です。その最大規模が日本政府だったりしますね。
投稿: NightWalker | 2007年1月 9日 (火) 20時41分