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2006年12月10日 (日)

年金資金が外国株式・外国債券へシフト?

 共済年金運用、資産構成「厚生」と統一・厚労省検討 という記事があります。

厚生労働省は、公務員らが加入する共済年金の資産の運用先比率を民間サラリーマンの厚生年金の目標比率である「基本ポートフォリオ(資産構成割合)」にそろえる検討に入った。今後10年程度かけて緩やかに近づける。国内債券などに比べてリスクは高いものの高利回りが期待できる外国債券・外国株式の比率を高め、民間より低い運用利回りを改善するのが狙いだ。

 共済年金(国家公務員共済+地方公務員共済+私学共済)が厚生年金に一元化されることに伴い、基本ポートフォリオを統一しようとする動きがあり、その結果、外国株式・外国債券の運用比率が増えるかも、との報道です。

 日経では、次のように試算しています。

 06年3月末の運用資産の規模と割合を前提に、三つの共済が厚生年金の基本ポートフォリオに資産をそろえると仮定した単純計算では、国内債券(預託金や貸付金も含む)、国内株式をそれぞれ数千億円程度減らし、外国債券は1兆円超、外国株式は数千億円程度を買い増すことになる。

  年金一元化の影響だけでも、国内株式、外国株式、外国債券の増減がそれなりにあるだろう、と読み取れます。

  しかし、そもそも、日本の年金の基本ポートフォリオは、国内債券の比率が高すぎるのではないか?という点を忘れてはならないと思います。これを考えると、いろいろ楽しい空想ができます。貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント―ノーベル賞学者とスイス人富豪に学ぶ智恵 のp185にあった国内外の年金基金のアセットアロケーションを元に各国を比較すると、次のようになっています。

アセットクラス 日本 米国 オランダ カナダ
年金資金運用基金 企業
年金
国内債券 68% 21% 26% 40% 4%
外国債券 7% 10%
国内株式 12% 34% 40% 34% 30%
外国株式 8% 18% 20% 0% 19%
不動産・リート     9% 10% 13%
その他 5% 16% 5% 16% 34%

注1) 米国:カルパース、オランダ:ABP、カナダ:オンタリオ州教職員
注2) イギリスの例としてあげられていたブリティッシュテレコムは、アロケーションの合計が100%にならなかったのでおそらく誤記があるのだろうと思い、外しました。

 日本の場合、企業年金は、国際的に見ても大差のないレベルで株式に配分していますが、年金資金運用基金は、国内債券68%が目立ちます。比較しているのが、全国民が加入するようなレベルの年金ではないため、この辺のリスク配分というのがわかりませんが、なんだか多いような気がしますね。年金資金運用基金、国内債券、買いすぎ?

 こういったニュースをこう読むことで、国内債券ゼロ、株式外国債券の多い私のポートフォリオを正当化。全体ポートフォリオのアンバランスを補正し、お国の代わりに私がリスクをとりましょう、というわけです。また、長期的(10年以上です)に考えれば、年金資産の国内債券比率もだんだん減って行くかもしれません。すると、更に外国債券や株式に資金がまわり....どう考えるかは、結局、自己責任ということなんですけれども(^^;)。

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