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2006年10月 8日 (日)

インドへの投資について

 インド首相「インフラ整備に36兆円必要というニュースがありました。

インドのシン首相は7日、国内インフラ整備のため2012年までに14兆5000億ルピー(約36兆円)の投資が必要との試算を公表した。17兆円余りとしていた従来見解の2倍。首相は「政府部門による投資には限界がある」と認め、国内大手企業や外資などの民間資金をインフラ整備に呼び込むための政策を近くまとめる。

 少し、インド投資について考えてみました。(この記事は、私のメモ的要素が強いです。あしからず。)

 このニュース、投資家としては、期待してしまいます。

  1. インドの大企業が儲かり、中小にも波及し、インド株が上がる。
  2. 外資(日米欧)が参入し、外資が儲かり、日米欧の株が上がる。

 さて、どちらなんでしょうか?私は、2の日米欧株価上昇派です(でした)。しかし、どうなんでしょうか?インドの皆さんが儲からないなんて発想は、たいへん失礼ですね。話は違いますが、もし、将来、海外への移住を考えているなら、その国の通貨や企業に投資をすべきですね。投資をしない、すなわち、その国を信じていないのに物価が安いから、そこに住みたいという考え方は、長期的(10年単位)には成立しない考え方だと思います。

 2.については、中央三井外国株式インデックスファンドやTOPIXがカバーしている企業群ががんばってくれるでしょう。しかし、1.については、中央三井株式インデックスファンドの運用報告書を見る限り、インド銘柄は、ありません。よって、外国株インデックスとは別に購入しないと、インドには投資できません。

 インド保有ゼロの私としても、ここは、考えを変えて、長期投資の対象とすべきでしょうか?

 インドや中国の株式時価総額が大きく増大すれば、10年後、MSCIインデックスに組み込まれているでしょう。その時を信じて投資すべきかどうか。

 悩ましいところです。

 で、ネット証券で扱っているインド投資ファンドを比較して見ます。

ファンド名

販売会社

販売
手数料

信託
報酬

信託
留保額

PCAインド株式オープン ソニーバンク他 3.15% 1.29% 0.3%
HSBC インドオープン マネックス証券他 3.15% 2.10%

なし

ドイチェ インド株式ファンド イートレード証券 1.05% 1.31% 0.3%

 これを見る限り、ドイチェインド株式ファンドのコストが低いです。

  HSBCインドオープンは、S&P/IFC Investable India(円ベース)というインデックスとほぼ同等の運用。基準価額を比較してみると、PCAインド株式オープン、HSBCインドオープン、ドイチェインド株式ファンドは、ここ1年、ほぼ同等かPCAとドイチェが微妙に上回る成績のようです。

 短期的には、買いそびれた感はありますが。

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受信: 2006年10月12日 (木) 10時07分

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