« 日銀 長期国債のストック表 | トップページ | 米国の人口が3億人突破 »

2006年10月 1日 (日)

予想配当利回りランキング(2006/9/29終値ベース)

 ジェレミー・シーゲル氏の株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらすでは、高配当銘柄の配当再投資戦略が、過去に大きな実績を上げてきたことを指摘しています。

 高配当ということは利益の割には株価が安い、すなわち割安。というわけです。

 では、日本の現在の市場では、どうなんでしょうか?本日の日経に

金融を除く日経平均採用銘柄を対象に予想配当利回りの高い企業をランキングした

 表が出てます。

 まあ、インターネットの情報から、自分で作れば同じものができちゃうんですけど。Excelに自動的にYahooのデータを取り込むマクロなどを公開している方もいらっしゃいます。


社名 予想
利回り
1位 昭和シェル石油 2.73%
2位 日産自動車 2.56%
3位 日本郵船 2.50%
4位 川崎汽船 2.41%
5位 関西電力 2.20%
6位 NTTドコモ 2.19%
7位 JFEホールディングス 2.15%
8位 商船三井 2.06%
9位 丸井 2.02%
10位 日本化薬 1.99%
11位 中部電力 1.95%
12位 エーザイ 1.92%
13位 三菱ケミカルホールディングス 1.89%
14位 トレンドマイクロ 1.87%
15位 日本製紙グループ本社 1.86%
15位 三井物産 1.86%
17位 王子製紙 1.85%
17位 新日本製鉄 1.85%
19位 住友商事 1.83%
20位 コナミ 1.80%
21位 第一三共 1.79%
22位 横浜ゴム 1.76%
22位 東京電力 1.76%
24位 荏原 1.75%
25位 大阪ガス 1.69%
26位 アステラス製薬 1.68%
26位 日本軽金属 1.68%
26位 古河機械金属 1.68%
29位 北越製紙 1.67%
30位 花王 1.65%

  記事の中では、以下のように締めくくってます。

株式投資では、配当利回りと長期投資を比較することが多い。新発十年物国債利回りは1.6%台。配当利回りとの格差は0.4%台と約十ヶ月ぶりの水準に縮小している。「債券と比べた株式の運用妙味が増しつつある」(富国生命保険の桜井祐記財務企画部長)との指摘もある。

 低い金利の長期国債を買うくらいなら高配当の株を買ったほうがまし、っていう考えもあるということですね。はい、私は少なくともそう思ってます。

 株価が上がれば、予想利回りは下がりますが、キャピタルゲインが得られます。株価が下がれば、予想配当利回りが上がります。買い増せばよい。ただし、冒頭のシーゲルさんの本の副題にもあるように「企業が永続するかどうか」が重要であり、実は一番難しい。ここがバリュー投資の最難関課題。

 日本も、経済復活でこの15年間のロスを取り戻し、欧米並みに効率化された市場が形成されていくようになれば、シーゲル氏の指摘するような高配当戦略もありうるわけです。

 以上、投資は自己責任でお願い致します。

|
follow us in feedly このエントリーをはてなブックマークに追加
にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ にほんブログ村 投資ブログ 投資でセミリタイア生活へ

« 日銀 長期国債のストック表 | トップページ | 米国の人口が3億人突破 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 予想配当利回りランキング(2006/9/29終値ベース):

« 日銀 長期国債のストック表 | トップページ | 米国の人口が3億人突破 »

 
 
Copyright © 2005 - 2023 NightWalker's Investment Blog All Rights Reserved.